月別アーカイブ:2019年11月

横綱審議委員に欠けるモノ

2019/11/30    

横綱審議委員会が場所後、優勝白鵬を評価 しつつも、かちあげ、張りさしを横綱にふさ わしくないとして注文をつけた。しかし、 協会はこれを一蹴したようである。以前にも にたようなことがあったが、効力はなか ...

照ノ富士の復帰街道

2019/11/29  

幕下10枚目で照ノ富士が幕下優勝して、正式 に十両復帰が決定した。ここまでの道のりは 長かった。また元大関が幕下以下で相撲を 取るなど今までありえなかった。それだけに 長くつらい相撲人生だったが、見事 ...

ここ3年の横綱・大関の休場率

2019/11/28    ,

十一月場所の横綱・大関リーグ戦は千秋楽 結びの一番、白鵬対貴景勝戦の一番のみで あった。こんなに寂しい取組があろうか。 実は、これは十一月場所に限ったことでは ない。一月場所は土俵でおこなわれた横綱・ ...

2019年十一月場所の観客数を検証する

2019/11/27    

<十一月場所のポスター> 今年も、大相撲は満員札止め続きのである。 相撲協会にしてみれば人気は少しも衰えず、 誠にけっこうな状況である。ただ、十一月 場所の満員御礼は15日間続いたが、満員札止 とまで ...

2019年 年間最多勝最終形

2019/11/26    

十一月場所を終了したことで今年1年間の 成績が確定した。九月場所までは御嶽海と 阿炎が45勝で最多勝に並んでいた。それを 朝乃山が1差で追走していた。すべて関脇 以下である。横綱・大関が、いかに休場が ...

■福岡千秋楽 遠い世代交代

2019/11/24    

相撲界に世代交代がきている、と言う方がいる。晩年白鵬対若手大関貴景勝の対戦は今場所唯一の横綱・大関リーグ戦である。 絶対的強さが影を落としている白鵬。ここへきて調子を上げてきた。一方貴景勝は1横綱・2 ...

■福岡14日目 千秋楽へ!戦いは終わらない

2019/11/23    

万全の強さではないにしても、調子を上げてきた白鵬。一方むらっ気の相撲で7敗の窮地に追い詰められた御嶽海。勝負はこう展開した。白鵬が立ち合い鋭くぶつかると御嶽海を圧倒。すぐさま刈るような外掛けに御嶽海は ...

■福岡13日目 明暗を分けた白鵬と御嶽海

2019/11/22    

各段の6戦全勝同士が激突する13日目。その中の幕下で元大関照ノ富士の優勝が決まった。先場所は7番相撲で優勝を逃していた。だが、今場所は對馬洋に苦戦したが、辛抱して勝利した。幕下10枚目の全勝だけに十両 ...

■福岡12日目 忘れられた相撲は下半身で取るの教え

2019/11/21    

優勝戦線に動きがあった。2敗朝乃山がぱっとしない御嶽海の出足相撲に屈して3敗に後退した。まさにまさかの展開である。そもそもこの対戦は千秋楽と読んでいた。読み違いは勝敗にまで及んでしまった。 白鵬は右四 ...

■福岡11日目 場所の行方

2019/11/20    

11日目が終わった時点で場所の行方を書くのは異例である。それだけ読めない場所だっとも言える。 白鵬は繰り上げ対戦者竜電を問題にしなかった。朝乃山も宝富士を退けた。優勝は1敗白鵬と2敗朝乃山に絞られてき ...

■福岡10日目 絞られた見どころ

2019/11/19    

5時間半かけて福岡入りした。幕内の取組に思わずエキサイトする場面は少なかった。ただ、淡々と消化していく。そんなそっけなさを感じざるを得なかった。 大関を目指す御嶽海が力なく竜電に敗れる姿。それはもう大 ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ 2019.11

2019/11/19  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために十一月 場所の10日目から千秋楽まで福岡国際セン ターで観戦します。同時に、土俵外の情 ...

■福岡9日目 白鵬と朝乃山の優勝争いはどこまで続く

2019/11/18    

2横綱3大関がたちまち1横綱1大関へと 激変した十一月場所。取組的には貴景勝対 北勝富士が今日の好取組である。貴景勝は 北勝富士に対し激しく突き押し、ときには ゆさぶり、最後は突き落としで決めた。北勝 ...

■福岡8日目 場所の崩壊?

2019/11/17    

場所入りして土俵入りまでした高安が、後半 戦において突如休場を表明したのには驚か された。どうも腰痛で歩けないとのことで ある。極めて珍しい考えられないケースで ある。高安は今場所カド番であり、これで ...

■福岡7日目 7日目の珍事及び横綱候補ゼロ危機

2019/11/16    ,

気力と闘志を欠いていた連敗三羽烏高安、 貴景勝、御嶽海がそろって連敗を脱出した。 七日目は気力・闘志を感じさせた。御嶽海は 琴勇輝を相手に前に出る攻撃相撲で退けた。 高安は突き押しが鋭い玉鷲相手に押し ...

■福岡6日目 多難な場所に突入しかねない大相撲

2019/11/15  

この日も御嶽海・貴景勝・高安はそろって また負けた。御嶽海は馬力負けすることが ない宝富士に寄り切られた。貴景勝は玉鷲に 圧倒され、押し出された。高安は何もできず に一方的に寄り切られた。3力士に共通 ...

■福岡5日目 3者3様の敗北

2019/11/14  

関脇栃ノ心、新入幕若隆景が相次いで休場 した。これで関取の休場は7人となった。 当然取組数は減少する。その結果、横綱・ 大関は平幕相手の取組に変更するしかなく なる。なおかつ間延びする仕切りを見せられ ...

■福岡4日目 御嶽海・高安の敗戦を考察

2019/11/13    

大関を目指す御嶽海は平幕大栄翔にもろざし に入られ、こらえる間もなくあっさり土俵を 割った。この敗戦で早くも2敗となった。 大関を目指す者が平幕に負けていては先行き が怪しくなる。優勝した2018年七 ...

■福岡3日目 朝乃山を退けた白鵬の頭脳作戦

2019/11/12    

3日目から友風が休場した。それも長期化 しそうな師匠の談話である。休場者は止まる ことを知らない。これが毎場所繰り返される のだから、たまらない。休場に関して無為 無策を続けるなら、毎場所同じことが繰 ...

■福岡2日目 本命なき場所が表面化

2019/11/11    ,

2日目、豪栄道が休場した。十両一山本も 同様である。休場の連鎖で早くも関取4人目 である。この流れではまだありそうな予感が する。体重過多を医学的、科学的に真剣に 考えないと、大相撲のけが人続出は今後 ...

■福岡初日 白鵬、危険な相手北勝富士を粉砕

2019/11/10    

横綱鶴竜が初日突然休場した。前日までその 気配はまったくなかっただけに意外であった。 これで鶴竜の2019年の休場率は37%になった。 ここ3年では43%に上がってしまった。1年 に直すと休場日数は約 ...

2019年十一月場所の視点

2019/11/9    ,

10日から今年最後の本場所が始まる。十一月 場所の視点は何か。何を注視して観戦すべき か、改めて見ていこう。 <福岡国際センター> ★幕内・十両の休場者多数に歯止めはあるのか ここ1年、これでもかとい ...

横綱・大関に挑む10人のサムライ

2019/11/8    ,

2横綱・3大関が出場する十一月場所が始ま る。今年は休場が目立っただけに千秋楽まで 取れるかどうか懸念はある。横綱・大関に 挑む関脇以下は上位に休場がなければ、東 前頭3枚目の宝富士までである。関脇か ...

御嶽海の15日間を推測する2

2019/11/7    ,

<御嶽海> ここからは対戦成績で負け越しの力士が5人 登場する。 ▼対小結その2 御嶽海6(××○●○○)4遠藤 対戦成績は拮抗している。遠藤のうまさは 四つになってこそ発揮される。御嶽海はそれ を封 ...

御嶽海の15日間を推測する1

2019/11/6  

九月場所優勝の御嶽海が大関取りを口にして いる。意欲十分とみた。昨年(2018年)の 初優勝後の場所は、地元長野のメディアが 取材に来ていたが、期待に応えられず9勝 6敗に終わった。それだけに今度は、 ...

学生出身朝乃山の可能性

2019/11/5  

十一月場所の番付は久々に小結4人となった。 阿炎、遠藤、北勝富士、朝乃山と手強い力士 がそろった。このなかで強さが一段とアップ し、成長の跡が最も見られる小結は朝乃山である。強さへの意欲も十分うかがえ ...

休場が気になる両横綱

2019/11/4    

横綱というと、優勝争いをひっぱり、最終的 に優勝してしまう特別な存在である。ところ が現在の鶴竜・白鵬の両横綱はそこまでいっ ていない。実に休場が多いのである。先場所 の九月場所、白鵬は初日北勝富士に ...

大関優勝あれこれ

2019/11/3    ,

大関の優勝がとだえて久しい。平成29年一月 場所の稀勢の里が最後の大関優勝となって いる。優勝制度が協会制定となったのは大正 15年からである。先場所の御嶽海優勝まで 461場所経過した。そのうち大関 ...

2019年の力士数の変遷

2019/11/2  

「少子化=人口減少」。日本は間違いなく 人口減少社会に陥っている。30年で2000万人 以上減少する予想が出ている。高齢化社会が すすみ、労働人口も深刻である。2065年には 65歳以上が4割弱になり ...

大関復帰後の不成績

2019/11/1  

九月場所、関脇貴景勝は12勝優勝同点で大関 に復帰した。大関降格直後12勝での復帰は 最高成績である。大関降格直後の場所で10勝 以上の成績で、大関に復帰できる規定は昭和 44年七月場所から施行された ...

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