相撲協会にしてみれば人気は少しも衰えず、
誠にけっこうな状況である。ただ、十一月
場所の満員御礼は15日間続いたが、満員札止
とまではいかなかった。満員御礼の垂れ幕が
さがっても、空席が目立つ日があったことは、
複数の観戦者から語られている。
<満員御礼の垂れ幕>
十一月場所は、特殊な事情がある。まずお茶
屋さんがない。ある一定の席があらかじめ
買い占められているわけではない。また、
福岡県及び周囲の県を含めてけして人口が
多いわけではない。福岡県の人口は埼玉県、
千葉県、兵庫県などより少ないのが実態で
ある。他の場所より取り巻く状況はシビア
なのである。
今年の入りは次のようになった。
初日 100%
2日目 96%
3日目 91%
4日目 92%
5日目 91%
6日目 98%
7日目 100%
8日目 100%
9日目 95%
10日目 94%
11日目 94%
12日目 97%
13日目 100%
14日目 100%
千秋楽 100%
1%は約69.86人である。土日及び13日目は
満員札止めであった。前年は80%台があった
が、今年はすべて90%台以上になった。ただ、
福岡国際センターは取材席や警察・消防席
などずいぶん観客席が使われ、最も入っても
7000人を切っている。それでも、平日は見た
目随分空席が目立った。あるいは転売目的で
確保したチケットが、実際はまだコンビニ
などで売っていたため、宙に浮いた可能性が
ある。
チケットは13日目以外の平日は最後まで売っ
ていた。ある意味これが他の場所も含めて
本当の姿といえる。かつては東京場所もそう
した時期があった。十一月場所は、休場が
多く、もう一つ盛り上がりに欠けたため当日
売りに影響が出たかもしれない。
大相撲冬の時代、福岡国際センターでは今の
イス席Cも自由席だった。その自由席が午後
まで売っていた。テレビに映る範囲でさえ
空席が見えたほどであった。千秋楽でさえ、
マス席正面が当日購入できた。それを思うと
ここまでよく盛り返したと言える。
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