大相撲

■福岡7日目 7日目の珍事及び横綱候補ゼロ危機

2019年11月16日

気力と闘志を欠いていた連敗三羽烏高安、
貴景勝、御嶽海がそろって連敗を脱出した。
七日目は気力・闘志を感じさせた。御嶽海は
琴勇輝を相手に前に出る攻撃相撲で退けた。
高安は突き押しが鋭い玉鷲相手に押し込まれ
たが、ひるむことなく反撃に出ようとした
とき、タイミングで玉鷲の腰が崩れた。貴景
勝は妙義龍相手に威力ある押し相撲復活で
圧倒した。

負けが込んでの休場はとりあえずなくなった。
審判部は休場の懸念が考えられたのか、7日
目の取組はある意味異例だった。平日働いて、
休日のみ相撲を楽しむファンにとって7日目
もその1つにあたる。前売りの完売も日土
からであった。そんな7日目になんと三役
以上同士の取組が皆無なのである。

初日 2番(不戦含まず)
2日目3番
3日目2番
4日目2番
5日目2番
6日目1番
7日目0番

三役以上同士の取組はこれまで2番くらい
組まれてきた。鶴竜、豪栄道、栃ノ心が早々
と休場してしまった。ここへ来て気力、闘志
なき相撲で連敗窮地に陥っている大関高安・
貴景勝、先場所優勝の御嶽海の休場の恐れが
考えられた。そうなると三役以上の同士の
取組が激減する。そこで、7日目であっても
三役以上同士の取組がゼロとなったのでは
ないだろうか。そういう意味で7日目は上位
に好取組が少なかった。

取組だけではない。優勝を争っている三役
以上は白鵬と朝乃山だけである。朝乃山の
成長は認めるが、優勝争いとなると未知数の
部分がある。白鵬は単独1敗だが、今日の
宝富士戦のようにはたきが目立つ。晩年白鵬
だけに多くを期待しにくいが、いささか気に
なる相撲である。

白鵬、鶴竜が晩年の中、大相撲は横綱候補が
いないという危機である。横綱になるには
まず大関に昇進しなくてはならない。新しい
若い力が台頭するには時間がかかりそうな
ところに大相撲の苦悩がある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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