大相撲

■福岡6日目 多難な場所に突入しかねない大相撲

2019年11月15日

この日も御嶽海・貴景勝・高安はそろって
また負けた。御嶽海は馬力負けすることが
ない宝富士に寄り切られた。貴景勝は玉鷲に
圧倒され、押し出された。高安は何もできず
に一方的に寄り切られた。3力士に共通する
ことは、いまや気力・闘志が微塵も感じられ
ないことである。負けるべくして負けた。
そんな印象が強い。

これで御嶽海と高安は2勝4敗、貴景勝は
3勝3敗となった。勝ち越しさえ危うい星
勘定である。ただでさえ、関取休場数が7人
と白け気味の場所に、こんな力なき相撲を
見せられては、白け気分を増すだけである。

これほど気力・闘志を欠いた相撲では、今後
黒星を積み重ねていきかねない。いや、それ
以前に休場さえあり得る。そうなると、大関
全員休場、先場所の優勝者が休場では何を
見ればいいのか。看板力士5人を含む関取
10人休場となると大相撲は瓦解に陥りかね
ない。

乱戦・混戦は誰が優勝するかわからないから
面白い、と受け取るファンがいる。しかし、
それでは番付なんて意味をなさないことに
なる。優勝力士が翌場所の番付のテッペンで
いいということになってしまう。昭和47年
一月場所から七月場所までは、誰が優勝する
か、わからない状態が続いた。その結果すべ
て関脇以下の優勝となった。しかし、翌場所
の成績がそろいもそろって悪かった。

一月 栃東11勝4敗→3勝9敗3休
三月 長谷川12勝3敗→8勝7敗
五月 輪島12勝3敗→8勝7敗
七月 高見山13勝2敗→5勝10敗

本当に地力で達成した優勝なのか、という
疑念がもたれた。

御嶽海・貴景勝・高安は一念発起して勝ち
進めば問題はない。だが、負けても休場して
も今場所はとてつもない多難な場所に突入
してしまう。

【大相撲写真館】
190520九日目南門 108

朝おきにくくなりました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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