横綱というと、優勝争いをひっぱり、最終的
に優勝してしまう特別な存在である。ところ
が現在の鶴竜・白鵬の両横綱はそこまでいっ
ていない。実に休場が多いのである。先場所
の九月場所、白鵬は初日北勝富士に敗れると、
2日目から突然休場してしまった。鶴竜は
出だし好調かと思われたが、3連敗すると
これまた休場してしまった。負けが込んだ
から休場した印象はぬぐえない。
両横綱を欠くと横綱の土俵入りはないし、
結びに横綱が出場しないのだから、なんとも
しまらない。今年になって白鵬は3度目、
鶴竜は2度目の休場である。休みながら横綱
の寿命を延ばしているようにも映る。大関
なら即カド番だが、横綱にはない。休場して
も落ちることはないのが、横綱の特権である。
だが、権利ばかりを主張するだけではいけ
ない。義務、すなわち横綱の務めを果たして
こそバランスが取れるのである。
ここ3年不戦敗を含めると白鵬・鶴竜の
休場率=(休場数+不戦敗)/フル出場数、
及び皆勤場所数は以下になる
白鵬
2017年 29% 皆勤4場所
2018年 59% 皆勤2場所
2019年 41% 皆勤2場所(5場所現在)
鶴竜
2017年 64% 皆勤1場所
2018年 28% 皆勤4場所
2019年 24% 皆勤3場所(5場所現在)
ここ3年間の休場場率、白鵬は43%、鶴竜は
40%でともに高い数値を示している。休場率
40%は1年に直すと36日休場することである。
ちなみに36歳直前まで取った千代の富士は
どうだったのか。30歳をこえても1年に2場
所休むことはなかった。この当たりが鶴竜・
白鵬との違いである。最後の場所の年だけ
2場所休場があっただけである。3場所目に
場所中に「体力の限界」で引退している。
鶴竜・白鵬は本来なら優勝候補にあがらなけ
ればいけない立場である。だが、現実は千秋
楽まで取れるのだろうかという心配が先に
きてしまう。
昼食はカレーでした。
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よしなに
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