大相撲

■福岡4日目 御嶽海・高安の敗戦を考察

2019年11月13日

大関を目指す御嶽海は平幕大栄翔にもろざし
に入られ、こらえる間もなくあっさり土俵を
割った。この敗戦で早くも2敗となった。
大関を目指す者が平幕に負けていては先行き
が怪しくなる。優勝した2018年七月場所後の
御嶽海の下位敗戦は以下である。

九月場所 平幕2敗
十一月場所小結1敗、平幕6敗
一月場所 小結1敗、平幕1敗、
ほか不戦敗1、3休み
三月場所 小結1敗、平幕3敗
五月場所 平幕2敗
七月場所 小結1敗、平幕3敗

御嶽海は関脇・小結で1度も連続2ケタ勝利
したことがない。その大きな原因は下位に
いささか負け過ぎであるからだ。横綱・大関
には互角に戦えているのだから、実力はある。
それでいて星数は足りていない。9勝を何場
所続けても大関にはなれない。

カド番高安があっけなく北勝富士に屈した。
カド番だから8勝すれば大関の地位は守れる。
しかし、高安に限らず、これまで大関自体が
10勝未満の成績しかあげられない現実がある。
10勝未満を何場所続けても大関にはなれない。
だとすると大関に昇進できない成績をあげ
続けているのが、大関ということになる。
これは制度上の矛盾である。

大関は9勝6敗でもいい。あるいは大関は
9勝6敗の成績が現実である、という容認派
がいる。これに対し、制度上の矛盾で成立
していること事態が容認できないし、容認
しようがない。というのが見解である。

最後に白鵬対隠岐の海戦について触れておこ
う。隠岐の海は白鵬に対して右四つの展開
からまきかえ、もろざしになった。最後は
白鵬左から渾身の力で上手投げをはなち、
文句なしに勝利した。白鵬が危なかったよう
に実況されたが、白鵬は両まわしをがっちり
取っている。隠岐の海にふところに入られ、
上体が浮いたわけでもない。隠岐の海は白鵬
を倒すところまではいかなかった、という
のが実態である。

【大相撲写真館】
20120428高砂一門感謝祭 1230

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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