年別アーカイブ:2017年

■秋3日目 大相撲崩壊の日

2017/9/12    

雨が降りしきる3日目。今日から大関高安、 人気の宇良が休場した。これで幕内の休場 者は7人に増加した。2人の休場の影響は とてつもなく大きい。 高安の休場で横綱・大関リーグ戦は、今場所 2番しかおこな ...

no image

■秋2日目 高安の1敗は1敗以上の深刻さ

2017/9/11    

3横綱が休場しているだけに、どうしても 残された横綱・大関に今まで以上に期待が かかる。特に大関2場所目の新しい力高安 には期待したくなる。その高安の2日目の 対戦相手は、実力者玉鷲である。高安は玉鷲 ...

■秋初日 この日の明暗が場所の行方を暗示

2017/9/10    

3横綱が初日から休場という異常事態。こん なときだからこそ関脇・小結の実力者を含め て誰にでも優勝のチャンスはある、と期待は 膨らむ。三役・横綱は果たしてどんな相撲を 取るか、初日の焦点はそこにある。 ...

平成29年秋!横綱・大関に挑む11人のサムライ

2017/9/9  

3横綱が休場という異常事態で、いささか 挑みがいが薄い横綱・大関の数である。ここ へきて2枚目の碧山まで休場となって、上位 陣の寂しさは増すばかりである。そのため 上位にフルに挑む力士は東5枚目正代ま ...

異常事態となった九月場所

2017/9/8    

昨日、稀勢の里と鶴竜の休場が決定した。 今日は、それに続いて白鵬の休場が決定した。 3横綱が初日から休場する異常事態となった。 ニュースでは昭和以降初と報じていたが、 初日から3横綱が休場するケースは ...

消えつつある優勝をかけての激突

2017/9/7    ,

大相撲人気が爆発したきっかけは、平成28年 一月場所の大関琴奨菊の初優勝である。10年 ぶりの日本出身の日本人優勝であった。十年 一昔というが、さすがに長い年月であった。 それだけにファンの歓喜は大き ...

一人横綱(?)日馬富士優勝の可能性

2017/9/6    ,

まだ確定ではないが、もしかしたら九月場所 は3横綱の休場があるかもしれない。4横綱 時代、最悪の一歩手前状態である。鶴竜の 休場は濃厚である。稀勢の里は万全にはほど 遠い状態である。白鵬もケガからか出 ...

御嶽海カモと苦手

2017/9/5    ,

九月場所の東関脇は御嶽海である。大関に 最も近いポジションである。御嶽海は今年に 入って4場所連続上位勝ち越しで東関脇の 位置を獲得した。御嶽海は先場所で入幕11場 所目を経過した。インフルエンザで休 ...

高安を検証する

2017/9/4    

高安が九月場所に向けて本場所で使用する 黒まわしで汗をかいた。新大関の先場所、 高安は全勝を口にしたにも関らず、9勝6敗 と優勝からはほど遠い成績だった。これを どう見るか。高安の実力をどうみたらいい ...

横綱10大史6 根拠のない土俵入り名と意味2

2017/9/3  

昭和16年相撲評論家の彦山光三氏が、羽黒山 の土俵入りを不知火型と決めつけてしまった。 その根拠は、不知火(諾)が両手を広げて 立っている錦絵があることであった。そして そのほかの土俵入りを雲竜型とし ...

横綱10大史6 根拠のない土俵入り名と意味1

2017/9/2    

今年の一月場所後、稀勢の里が横綱に昇進 した。横綱の土俵入りは、せり上がるときに 左手を曲げ、右手をのばす型を選び、雲竜型 と紹介された。一方、白鵬、日馬富士が見せ るせり上がるときに両手を広げる型を ...

復活なるか2横綱

2017/9/1    

横綱審議委員会による稽古総見が行われたが、 土俵に入った横綱は日馬富士一人だという。 白鵬は左ひざ、稀勢の里は左上腕と左足首、 鶴竜は右足首が万全ではないため申し合い 合いはしなかった。もっとも、最年 ...

平成29年九月場所チケットネット事情

2017/8/30    

九月場所は50分でチケットが完売したという。 それは15日間全体であって、個別のねらい目 は五月場所より時間的余裕があったように 感じた。にもかかわらず、15日間の完売時間 が短いのは、別の理由がある ...

平成29年九月場所番付のポイント

2017/8/28  

九月場所の番付が発表された。今回予想は難しいというのが異口同音の相撲仲間の声である。いくつかポイントごとに取り上げてみよう。 1.小結は誰 関脇が御嶽海と嘉風になるのは間違いない ところである。ところ ...

白鵬の最高記録3

2017/8/27    

★横綱編 横綱は選ばれし者。その中の最高記録は横綱 中の横綱といえる。対象は実質横綱が地位化 した常陸山以降の東京横綱である。 ・横綱勝利数 年2場所時代では、栃木山が115勝と100勝を 超えた。双 ...

横綱10大史5 横綱地位となる

2017/8/25  

これまで横綱は上覧相撲を機会にそのときの 強豪力士が土俵入りをする資格であった。 それが幕末から強豪大関の称号と化した。 しかし、横綱の最大の変化は地位化である。 それはいつ、だれから始まったのか。 ...

白鵬の最高記録2

2017/8/24    

★勝利数 勝利数は積み重ねであって、減ることはない。 また力士生命の長さ、休場の少なさが左右 する。白鵬の勝利数はどうか。 ・通算勝利数 序ノ口以降の勝利数が初めて1000勝を超えた のは、千代の富士 ...

名門出羽海部屋の推移3

2017/8/23  

昭和43年三月場所、横綱佐田の山が引退した。 その後出羽海部屋は若手のホープ三重ノ海の 登場を待たねばならなかった。三重ノ海が 入幕したのは、昭和44年九月場所であった。 三重ノ海はホープであったが、 ...

白鵬の最高記録1

2017/8/22    

七月場所で通算勝利数1050勝を達成した白鵬。 魁皇の1047勝を一気に抜いて、今後は前人 未到の記録を突き進むことになる。同時に 39回目の優勝を達成し、これまた最高記録を 更新中である。白鵬はどれ ...

横綱10大史4 歴代横綱誕生

2017/8/21    

江戸時代、最後に横綱を免許されたのは陣幕 であった。陣幕が吉田司家から横綱を免許 されたのは1867(慶応3)年10月であった。 大関2場所後であった。 1966年冬場所 8勝1分 1967年春場所  ...

名門出羽海部屋の推移2

2017/8/19  

常陸山-両国(前名国岩)-常ノ花と引き 継がれてきた出羽海部屋。それは昭和32年 思いも寄らないよらない事態をむかえ、これ からの運命を大きく左右していく。それは 常ノ花の出羽海理事長がガスを充満させ ...

大関の負け越し場所数

2017/8/18    

七月場所千秋楽、豪栄道が高安に負け、負け 越しが決まった。九月場所は6度目のカド番 である。大関在位18場所で6回の負け越しで ある。負け越し率は33.3%。七月場所途中 休場した照ノ富士は5度目のカ ...

横綱10大史3 横綱番付に登場

2017/8/17  

幕末は江戸幕府の権威が衰退していく時期で ある。これまでの上覧相撲を機に横綱を免許 されていた横綱の土俵入りが、大関のなか でも特に強豪大関に与えられる称号へと変遷 していった。 これまで大関は東西に ...

名門出羽海部屋の推移1

2017/8/15  

名門といえば歴史ある部屋を思い浮かべる。 その中でも出羽海部屋は名門中の名門である。 現在出羽海部屋の幕内力士は御嶽海のみで ある。御嶽海は有望な力士で大関をねらえる 逸材である。それにしても御嶽海の ...

引退相撲雑感

2017/8/14    

朝赤龍が平成30年2月4日に引退相撲をおこ なう。引退相撲は東京の国技館でおこなわ れることが多く、相撲ファンでも地方の方は なかなか見る機会が少ない。もっとも名古屋 で合流した相撲仲間は、引退相撲に ...

横綱10大史2 制度の継続

2017/8/12  

江戸時代、横綱が免許された力士は以下で ある。谷風・小野川から阿武松まで約38年 3ヶ月という異例とも思える長期期間がある。 人生でいえば半分以上を折り返している長さ である。ほかは長くても稲妻から不 ...

横綱10大史1 その起源

2017/8/10  

品格力量抜群につき、横綱に推挙する。審判 部が横綱に推挙したい力士がいるとき、理事 長はこれを受けて横綱審議委員会に諮問する。 ここで承認されると、番付編成会議、理事会 で正式に決定する。こうした流れ ...

相撲の薦め

2017/8/9  

相撲をより深く理解するためには、実際取っ てみることである。今、相撲を取ろうとする と学校の相撲部か相撲道場が思いつくが、 それだけではない。公共の体育施設では様々 な運動施設があり、誰でも参加できる ...

大鵬への英才教育2

2017/8/8  

納谷の特別扱いは当然稽古にも及んだ。稽古 はスパルタである。これは初代若乃花と変わ らない。ただし、スパルタはどの力士にも あてはまるわけではない。ほめて長所を伸ば すタイプもいる。納谷は素直に受け入 ...

大鵬への英才教育1

2017/8/7  

現役を引退し、部屋をもった親方が夢見る ことは、末は大関、横綱となる力士を育てて みたい、ということであろう。関取を誕生させるのさえ簡単なことではない。それが天下の横綱、それも大横綱とくれば、親方冥利 ...

平成29年九月場所チケット事情

2017/8/5    

今日5日10時から九月場所のチケットが発売 された。五月場所よりはちょっとだけ緩やか になった印象だった。例えば14日目の席、五 月場所のチケット発売日のときは、相撲仲間 で購入できなかった者が2人い ...

平成29年年間最多勝レース

2017/8/4    

今年もすでに4場所が終了した。通常ならば 年間最多勝レースを伝えることはないのだ けれども、今年は抜群の成績者がいないこと と、横綱・大関に途中休場が多いことが意外 な結果を生んでいるため、お伝えした ...

総選挙と昭和・平成の横綱ベスト10との比較

2017/8/2    

7月31日放送された「力士・親方70人&ファ ン1万人がガチで投票!大相撲総選挙」は 各人各様の意見が飛び交っている。単に名勝 負を解説するのではなく、名勝負力士の人気 投票を順位付けして興味を呼ぶよ ...

横綱張り手是非論

2017/8/1    

七月場所14勝1敗で優勝した白鵬に、珍しく? 横綱審議委員会から苦情がでた。苦情の中身 は張り手が多すぎるというのである。格闘技 は組んで行うレスリング、柔道と離れて行う ボクシング、ムエタイなどに分 ...

大関2場所目の傾向

2017/7/31    ,

新大関の高安は一言でいうと期待を裏切って しまった。優勝争いははるか遠く、「クン ロク大関」に終わってしまった。これでは 横綱候補にはとてもなれない、予感させない。 それでは大関2場所目は期待できるの ...

小兵石浦の突破力

2017/7/30    

日馬富士が軽量、宇良が小兵といっても137 キロある。ところが石浦はわずか118キロしか ない。まさに幕内最軽量である。しかし、 全身は鍛えぬき、筋肉の塊である。相撲の 名門鳥取城北高校から日大の相撲 ...

再び始まった1強他弱

2017/7/29    

暑い七月場所は白鵬の優勝で幕を閉じた。 場所前の予想り優勝したのは久しぶりで ある。白鵬が5場所優勝なしと初優勝以降 最長期間優勝なかったのみならず、その間の 成績は最高が11勝、2場所休場があったほ ...

稀勢の里の今後

2017/7/28    

横綱審議委員会が稀勢の里は九月場所全休 してもいい、という趣旨の発言をした。遅き に失している。結果論で言うなら誰でもでき る。五月場所も七月場所も本来なら稀勢の里 自身と師匠田子ノ浦(元隆の鶴)が判 ...

必要が迫られる優勝資格制度

2017/7/27    

戦後、日本の古いものはすべてダメという ことで、大相撲人気は低迷どころかどん底で あった。なんとか人気を盛り返そうとする 相撲協会が、記者クラブともに考案したのが、 優勝決定戦制度であり、三賞制度であ ...

平成29年七月場所総評

2017/7/26    

★場所全体の印象 稀勢の里、鶴竜、照ノ富士の横綱・大関が 3人、人気の遠藤が休場で一転さびしい場所 になってしまった。稀勢の里は足首のケガと いうことだが、ころころ負けていては休場に 追い込まれるのは ...

■名古屋千秋楽 優勝予想回数の明暗

2017/7/25    

千秋楽結びの一番は、横綱同士の白鵬対日馬 富士戦。勝負は、予想通り白鵬が日馬富士を くだし、39回目の優勝を14勝1敗で飾った。 以前白鵬の優勝予想回数を42回と書いたが、 現実味を帯びてきた。あるい ...

■名古屋14日目 高安の6敗は今後を暗示?

2017/7/25    ,

白鵬の今日の相手はまだ勝ち越せない豪栄道。 充実している白鵬は豪栄道を一蹴した。横綱 対大関とは思えない、何か段違いの実力差を 見せつけられた一番であった。それは日馬 富士対高安も同様であった。 <白 ...

■名古屋13日目 白鵬の通算最多勝を予測する

2017/7/25    

白鵬が対戦するのは、先場所苦戦した高安。 だが、充実した白鵬と低迷気味の高安では その差がそのまま出てしまった。勝負時間は かかったが、高安が白鵬を攻め込むことは、 なかった。白鵬は落ち着いて高安を退 ...

■名古屋12日目 盛り上がりに欠けた七月場所

2017/7/24    ,

白鵬対玉鷲戦は離れての戦いになった。白鵬 が積極果敢に攻めて、玉鷲を寄せ付けない。 最後に左ざしから寄り切った。白鵬はこれで 通算1047勝になり、魁皇と並んでトップタイ になった。 <積極的に玉鷲を ...

■名古屋11日目 思いがけぬ白鵬の敗戦

2017/7/24    

この日は北都からはるばる来た相撲ファンと 観戦した。土俵はたんたんと進行していく。 よもやの波乱は、結びの一番に起きた。全勝 白鵬が、関脇御嶽海に敗れた一戦である。 白鵬は立ち合い素早く右上手を取って ...

■名古屋10日目 宇良のペースにのらなかった高安

2017/7/24  

横綱・大関が3人も休場するなかで、その穴 埋めに抜擢されたのが、宇良である。10日目 は高安対宇良が注目を集めた。高安は考えた 相撲を取った。宇良のペースにのらず、無理 攻めを避けた。そのため、両力士 ...

接点 元隆の里

2017/7/18    

その男は観客席に座っていた。場所は、まだ お客さんがまばらな福岡国際センターで あった。男の担当は監察委員であった。彼は 稀勢の里の師匠であった。観客席に座って いたため、その男=元元隆の里の鳴戸親方 ...

6場所制の大横綱の出世街道

2017/7/18    

6場所制の大横綱というと誰をイメージする だろうか。横綱の代でいうと大鵬以降の横綱 になる。異論が少ないのは、大鵬、北の湖、 千代の富士、貴乃花、朝青龍、白鵬ではない だろうか。いずれも20回以上優勝 ...

稀勢の里の横綱休場率

2017/7/18    

稀勢の里が2場所連続休場した。これによっ て稀勢の里の横綱休場率はどうなったかみて いこう。 横綱在位 3場所 皆勤 1場所 出場機会 45 休場数 13 不戦敗 2 休場率 33.3% 3回に1回は ...

七月場所の行方

2017/7/17    

横綱・大関に3人も休場者がでて、いささか 寂しいなかでの優勝争いになってしまった。 9日目を終えて全勝白鵬、2敗高安、3敗 日馬富士と差がついてしまった(上位限定)。 これで白鵬が2敗くらいしていたら ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2017/7/17  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために七月場所 の10日目から千秋楽まで名古屋に滞在します。 その間大相撲のテーマをお届けし ...

no image

■名古屋9日目 残った横綱・大関1勝3敗の惨敗の日

2017/7/17    ,

2横綱・1大関が休場と寂しい七月場所と なったが、残された2横綱・2大関のうち 3人が惨敗という厄日であった。 好調高安に対するのは嘉風である。本日一番 いい取組といえる。嘉風は動きの速さで勝負 する ...

no image

■名古屋8日目 白鵬対宇良戦を斬る

2017/7/16    ,

これまで倍以上の高値をつけてきたネット 販売のチケットは、開催日が近づくにつれ、 価格ダウンへと転じざるを得ない状況となっ ている。稀勢の里、鶴竜、照ノ富士、遠藤が 休場ときてはなおさらである。筆者の ...

no image

■名古屋7日目 盛り上がりがもうひとつの大相撲

2017/7/15    

7日目、残された横綱・大関4人は順当に 勝ち、番狂わせはなかった。もっとも危ない 相撲はあった。日馬富士が琴奨菊の猛攻に 土俵につまったが、首投げで逆転勝ちした。 白鵬は勢相手に軽くあしらう安易な勝ち ...

no image

■名古屋6日目 稀勢の里をめぐるif

2017/7/14    

稀勢の里が今日から休場した。昨日の勢戦で 足首を痛めたとのことだが、これでは弱り目 にたたり目である。先場所は10日目までもっ た。今場所は半分の5日目までしかもたなか った。連続休場は一挙に稀勢の里 ...

no image

■名古屋5日目 名古屋のメインエベントは白鵬対高安

2017/7/13    

序盤戦を終えて、横綱・大関の負け組と勝ち 組が明確になってきた。負け組みは3敗稀勢 の里と4敗照ノ富士である。三月場所、本割 と優勝決定戦を争った両力士だが、今は見る 影もない。若手が強くなった、とい ...

■名古屋4日目 減りゆく横綱・大関リーグの対戦数

2017/7/12  

今日から稀勢の里ではなく、鶴竜が休場した。 昨日の北勝富士戦で負傷したためである。 いずれにしても4横綱の皆勤はもろくもくず れたわけである。稀勢の里もどうなるか皆目わからない状態である。仮に休場する ...

no image

■名古屋3日目 横綱が出場に踏み切るとき

2017/7/11  

3日目、結びの一番は稀勢の里対栃ノ心戦で ある。両力士が仕切りを繰り返すのを見て、 ふと気になった。栃ノ心はやってやろうと いうやる気、意気込みが見えていた。これに 対し、稀勢の里はなんか覇気が感じら ...

no image

■名古屋2日目 稀勢の里・高安の今後

2017/7/10  

横綱・大関陣の惨敗から一夜明けた2日目。 相撲を立て直せるか否か。今日の高安の対戦 相手は勢である。一気に攻めてくる相手では ない。まわしをあたえず、左ざしで前に前に 出た。落ちるような低さでもなく、 ...

no image

■名古屋初日 注目の高安・稀勢の里思わぬ敗戦

2017/7/9  

異常とも思える暑さが続く。スーパー猛暑 ともいうべき天候である。まさかそれが影響 したわけではあるまいが、七月場所の初日の 横綱・大関は2勝5敗という散々なスタート となった。日馬富士は苦手の嘉風に後 ...

相撲通が語る平成29年七月場所の展望と今後

2017/7/8    ,

新大関高安誕生の話題がメインとなっていた のも束の間、七月場所がいよいよ目前に迫っ てきた。新大関高安の成績は。このところ 1年間で5力士が優勝という群雄割拠のなか、 優勝するのは誰か。高安の後の大関 ...

平成29年名古屋!横綱・大関に挑む9人のサムライ

2017/7/7    , ,

暑い七月場所がまたやってくる。高安が大関 に昇進して、4横綱・3大関という豪華な 番付となった。7人に挑むのは東関脇玉鷲 から西前頭3枚目遠藤までの9人である。 上位に休場者が出なければ、遠藤は日馬富 ...

七月場所が揺れた日

2017/7/6    

七月場所が揺れたときが2度あった。最初は 平成22年の野球賭博が発覚した後の七月場所 である。当時野球賭博及び暴力団との関わり で場所はどうなったのか。 七月場所は暴力団がらみの野球賭博に関わっ た力 ...

大関優勝の可能性

2017/7/5    ,

前年は琴奨菊、豪栄道が大関で優勝した。 今年に入って優勝が遠かった稀勢の里が大関 で優勝した。七月場所は高安が新大関で登場 する。大関照ノ富士はここ2場所優勝同点、 優勝次点で復活の兆しを見せている。 ...

皆勤なるか4横綱

2017/7/4    

<ここ1年で2度休場の白鵬> 68勝28敗24休、勝率7割8厘。これが何の 数字かおわかりだろうか。実は白鵬、日馬 富士、鶴竜、稀勢の里の4横綱時代の成績で ある。皆勤はまだない。まだ2場所しかたっ ...

知られざる十両優勝 現役編

2017/7/3    , ,

五月場所は元幕内の錦木が安美錦との相星 決戦を制して、10勝5敗で十両優勝を達成 した。十両優勝を予想することはいかなる 相撲通でもきわめて難しい。また、幕内優勝 は覚えていても、十両優勝者は記憶から ...

稀勢の里復活へ道遠し

2017/7/2  

6月は巡業がなく、稀勢の里は高安相手や 出稽古で阿武咲相手に稽古を順調に積み重ね てきた。着々と復活を図っているのだろうが、 気になるのはケガの状態である。テーピング をしていないからといって直ったと ...

優勝が遠い日馬富士

2017/7/1    

五月場所の日馬富士は立ち合いの鋭さと集中 力がすばらしかった。久々に優勝に近い内容 では、と思わせたが、それでいて結果は11勝 4敗で終わってしまった。白鵬が5場所優勝 なしで優勝が遠いと騒がれたが、 ...

高安優勝の条件

2017/6/30    ,

新大関高安が再び優勝を口にしている。意欲 と自信の裏づけがあるのだろうが、現実的に どうなのか。先場所は14日目、千秋楽と連敗 し、結局11勝4敗で終わっている。三月場所 は12勝と上位で自己最高の成 ...

白鵬、通算1048勝へ追撃

2017/6/29    

七月場所の見所の一つに、白鵬の通算勝利数 がある。全休、途中休場を含む5場所連続12勝未満が続いただけに、ファンをやきもきさせたが、先場所全勝優勝して魁皇の1047勝が見えてきた。現在白鵬は通算勝利数 ...

番付のからくり

2017/6/28  

番付。それは力士、行司、年寄、呼出しなど が1枚の紙あるいは板に縦書きに書かれた ランキングである。行司が独特の相撲字で 書き、地位が高いほど大きい文字が書かれる。 原版は縦109×横79センチに書き ...

番付差を月給差に反映せよ

2017/6/26    

七月場所の番付が発表された。高安が新大関 に昇進したが、豪栄道の風下の3番目の大関 である。いまや機械的な編成が定着している。 それとも高安の先場所の成績11勝と豪栄道の 先場所の9勝は2勝差だから逆 ...

把瑠都が土俵の中で決めたはりま投げ

2017/6/25    

6月23日日本テレビの「究極の○×クイズ SHOW!!超問!真実か?ウソか?」を見ていたら、 NHKの放送席に座ったことのある女優の 紺野美沙子が、人気力士の大相撲の難問クイ ズ50問を答えられるかど ...

物言い後の変遷

2017/6/24  

昭和33年は様々なことが施行された。まず、 七月に名古屋で本場所が開催されて年6場所 制がスタートした年である。次に大日本相撲 協会の名称の大をとって財団法人日本相撲 協会にしたことである。現在は公益 ...

不滅の?満員御礼連続666日

2017/6/23    

現在は相撲ブームである。チケットは過熱 競争で、会場は連日満員札止めである。しか し、今とは比べ物にならないほどの空前の相撲ブームがかつてあった。 昭和63年、元大関貴ノ花の藤島部屋に2人の 息子が入 ...

変わりつつある宇良の相撲

2017/6/22  

変幻自在の相撲が見せ場であった宇良。アマ チュア時代はあざやかな反り技を駆使して きた。そんな相撲、今までに見たことがなかっ ただけに、宇良への期待と注目が集まった。 これまで、腰投げ、首ひねり、たす ...

突破力が必要な遠藤

2017/6/21    

優勝できない稀勢の里、ここ一番に勝てない 稀勢の里というイメージが稀勢の里にはつい てまわった時期があった。しかし、今年の 一月場所初優勝、さらに新横綱で優勝して もはや完全に払拭している。稀勢の里は ...

高安・照ノ富士の横綱先陣争い

2017/6/20  

現4横綱はいずれも30歳以上。今年はそろい もそろって途中休場がある。それだけに新し い力が欲しいところである。期待を担うのは 勢いのある新大関高安と復調の兆しが見える 照ノ富士である。稀勢の里は初優 ...

平成29年年間最多勝レース中間地点

2017/6/19    ,

今年、早くも半分の3場所が終了した。昨年 の年間最多勝は、大関稀勢の里が獲得したが、 今年はどうなるか。3場所までの中間経過を まとめてみた。そこには意外な結果が待ち 受けていた。それが以下である。な ...

知られざる旧両国国技館

2017/6/18  

沖縄で開催されるAKB総選挙が、悪天候の ため公民館で無観客選挙になった。開催場所 はビーチだが、すでに田んぼのような状態だ という。さらに天候は連日雨だという。いまさらながら野外興行の難しさを感じさ ...

スーパー人気力士貴ノ花

2017/6/16  

日刊スポーツによる人気力士アンケート「第 6回大相撲総選挙」は稀勢の里に決定した。 稀勢の里は第1回から6回連続トップである。 稀勢の里の行く所、人が常に集まる。それも 尋常でない数である。今日の相撲 ...

平成29年七月場所チケットネット事情

2017/6/15    

七月場所のチケットが発売されてから3週間 が過ぎた。初日まで3週間余りとなった。 およそ中間点となった今である。チケットは 公式にはもちろん完売だが、ネットはそう でもない。そこで、中間地点の大相撲チ ...

相撲のバイブル わが回想の双葉山定次

2017/6/14    

双葉山といえばどんなイメージをもつだろう か。片目でうちたてた69連勝、年2場所時代 に12回の最高優勝回数、相手が立てばいつ でも立つ立ち合い、信念の人。69連勝は4分 の3世紀以上たった今でも破ら ...

成績で決まる十両優勝賞金考

2017/6/13  

五月場所の十両の土俵は混戦というかどん ぐりの背比べというべきか。終わってみれば 錦木の単独10勝5敗の優勝となった。先場所 も10勝5敗だったが、巴戦であった。十両は 抜群の力士がいなければこういう ...

白鵬独走の元凶

2017/6/12    

五月場所は優勝争いらしい優勝争いがなく、 13日目を迎えて事実上の白鵬の優勝が決定的 だった。そして終わってみれば白鵬の独走で あった。白鵬はここ5場所優勝がなく、しか も不調であった。だから、優勝で ...

ライバル差がつくとき 玉の海 北の富士

2017/6/11  

昭和44年、長く続いた大鵬時代は陰りを帯び てきた。大鵬より後から横綱になった栃ノ海、 佐田の山は先に引退していた。同日横綱に 昇進した柏戸は、昭和43年頃から衰えが目立 ってきた。9勝6敗の成績が多 ...

一人大関の時代

2017/6/10  

今年(H29年)の一月場所、大関は4人いた。 稀勢の里が横綱に昇進し、琴奨菊が関脇に 落ちて、三月場所・五月場所は大関が2人に 減った。そこへ五月場所後に高安の大関が 確定し、七月場所は3大関となる。 ...

大相撲中継さまざま

2017/6/9  

五月場所がぶじ終わって2週間近くになる。 五月場所はあるものがなかった。それは今 思うと奇跡だったのかもしれない。そのある ものとは相撲ファンの天敵国会中継である。 これが五月場所は1度もなかった。1 ...

プロと学生相撲の差

2017/6/8    

現代の大相撲の勢力図を大きく描くのは、 モンゴルと学生出身であろう。五月場所では 小柳改め豊山が入幕し、矢後、水戸龍が幕下 15枚目格付け出しでデビューした。技能賞を 受賞した嘉風、人気の遠藤・宇良も ...

稀勢の里の苦悩

2017/6/7  

稀勢の里の稽古のようすが伝えられている。 現段階ではまだ、試行錯誤の状態である。下 の者をつかまえて左を試してみたりする段階 である。だが、時は刻々と過ぎゆく。東京 での稽古時間はあと2週間半になった ...

高安の相撲内容を採点する

2017/6/6    ,

五月場所の話題の一つに高安の大関昇進なる か、があった。高安は地力と自信をつけ、 場所に臨んだ。15日間、高安はどんな相撲を 取ったのか。相撲内容を採点してみた。採点 の基準は、自分の力をどれくらい土 ...

立ち合いの手つき不十分に一考

2017/6/5  

相撲は一番勝負である。だから下位力士が 横綱を倒すことがありえるわけである。これ が3本勝負だと番狂わせは極端に減っていく と想像できる。ところが、五月場所10日目の 栃ノ心対大翔丸戦で3本勝負おこな ...

高安を追う者

2017/6/4  

高安が大関に昇進したことで、4横綱3大関 となった。7人は数としては多い部類に入る。 早い話、7人に負けたら関脇以下には1番も 落とせないことになる。横綱大関は飽和状態 といえる。それでも相撲ファンは ...

新版 新大関の通信簿

2017/6/3    ,

五月場所後、高安が文句なしに大関に昇進 した。いささか過熱気味の報道の中、話題は つきない。新大関は、近く七月場所に向けて 始動すると思われる。新大関の場所は、今後 の高安を見通す上でも大事な場所とな ...

高安大関までの出世街道

2017/6/2  

高安の大関昇進とともに、様々なエピソード、 家族、地元の盛り上がり、名店などが、これ でもかこれでもかと連日テレビで紹介された。 かつて大関昇進でここまでニュースになった ことがあっただろうか。高安フ ...

相撲専門誌3誌競合時代

2017/6/1    ,

今日相撲専門誌3誌が発売された。先日千秋 楽を迎えた五月場所の決算号である。相撲 専門誌は五月場所展望号から3誌競合時代に 入っている。 表紙は雑誌の顔と言われる。表紙を何にする かは、重要なポイント ...

新大関高安論

2017/5/31    

高安が正式に大関に昇進した。まずはおめで とうと祝福したい。高安の口上は「大関の名 に恥じぬよう正々堂々精進します」であった。 高安は下のころだけでなく、入幕してからも 将来の大関候補として期待されて ...

平成29年七月場所チケット事情

2017/5/30    

七月場所のチケットが、五月場所中の12日目 に発売された。ここ数年は12日目に発売だが、 以前は五月場所の5日目であった。なぜ、 七月場所のチケット発売日だけ場所中、しか も平日なのか。これは中日新聞 ...

平成29年五月場所総評

2017/5/29    , ,

★大相撲は稀勢の里人気 五月場所はチケット発売当日に1時間半で 15日間完売になるほどの人気だった。これは 三月場所で負傷をおして逆転優勝した稀勢の 里への感動と稀勢の里が横綱として国技館 初登場が重 ...

■夏千秋楽 横綱第一候補に浮上した照ノ富士

2017/5/28  

優勝が決まった千秋楽。注目は大関照ノ富士 対関脇高安戦である。ともに11勝3敗の成績 で勝ったほうが12勝となる。それは同時に 連続12勝以上の成績となる。11勝を何場所 続けても横綱にはなれない。し ...

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.