相撲は一番勝負である。だから下位力士が
横綱を倒すことがありえるわけである。これ
が3本勝負だと番狂わせは極端に減っていく
と想像できる。ところが、五月場所10日目の
栃ノ心対大翔丸戦で3本勝負おこなわれたの
である。東栃ノ心、西大翔丸である。
最初の一番は大翔丸が左へ動いて、下から
栃ノ心を押し上げ、西土俵下へもたれこんだ。
通常なら大翔丸の勝ちである。ところが大翔
丸の手つき不十分でやり直しとなった。実は
正面の藤島審判長(元武双山)が立ち上がっ
た瞬間手を上げていた。つまり両力士は気づ
かず、そのまま勝負が進行したわけである。
やり直しとなった二番勝負は、同じように
大翔丸が左へ動くも、栃ノ心かまわず正面に
突き出した。ところが、これも大翔丸の手つ
き不十分で、勝負不成立であった。藤島審判
長も再び立ち上がった瞬間手を上げて止めて
いた
再びやり直しとなった三番勝負は、栃ノ心が
怒りの張り手、大翔丸は再三左へ動く。栃ノ
心組みかけて前へ圧力を加える。大翔丸、右
へ回り込む。だが、栃ノ心は突っ張って追撃
して、寄りたて、勝負あってからすくい投げ
をはなった。こうして三番勝負は栃ノ心が
2本とるカタチとなった。
しかし、手つき不十分は大翔丸なのだから、
二番勝負で負けたときはやり直しをさせる
ことなく、勝負あったでもいいのではない
だろうか。手つき不十分の力士が勝ったとき
は、やり直しでいい。しかし、手つき不十分
の力士が負けたときは、勝負成立でいい。
そうしないと相手力士はたまったものでは
ない。また、相手の出方を探るため、作戦的
に手つき不十分の力士がでかねない。なり
より、観客の立場からすると、やり直しは
見ていてしらける。
暑さとともにかび対策が必要です。
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よしなに
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