優勝が決まった千秋楽。注目は大関照ノ富士
対関脇高安戦である。ともに11勝3敗の成績
で勝ったほうが12勝となる。それは同時に
連続12勝以上の成績となる。11勝を何場所
続けても横綱にはなれない。しかし、12勝は
横綱へのステッにつながる。高安は関脇とは
いえ、大関として横綱を狙える逸材かどうか
が試される。
![170528千秋楽幕内 630](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/d9ad7f41.jpg)
勝負は差し手にこだわる高安を照ノ富士が
かまわず、前に出る。高安まわって右ざしに
いくが、照ノ富士は強烈な小手投げで圧倒
した。照ノ富士が実力差を見せつけた一番に
なった。照ノ富士は先場所の13勝優勝同点に
続いて優勝次点の12勝となった。
![170528千秋楽幕内 647](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/2d76e23f.jpg)
照ノ富士は1場所おきにカド番を繰り返して
いたが、それから脱却した。横綱は現在4人
いるが、いずれも30歳以上である。どうして
もいきのいい横綱がほしいところである。
横綱を争うのは照ノ富士と高安になる。今回
照ノ富士が高安に勝ったことで第一候補に
浮上した。しかし、横綱に昇進するには優勝
が必要である。それだけに初日、2日目と
連敗したのは痛かった。
![170528千秋楽幕内 657](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/287a021c.jpg)
今後照ノ富士は常に優勝争いをすることで
ある。そのなかで連続優勝をすることが横綱
の条件になる。特に屈辱となった三月場所の
稀勢の里にリベンジすることである。今場所
は残念ながら実現はしなかったが、今度は
照ノ富士が稀勢の里にどんな相撲をとるか
興味深い。また、照ノ富士と高安が大関と
して活気あふれる相撲をとれば、大相撲は
さらに面白くなる。
多くの方に支えられ、無事千秋楽まで
観戦できました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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