白鵬全勝。次点とは2差ある。白鵬が優勝を
逃すケースは、優勝決定戦を入れて3連敗
したときである。全勝でここまできた横綱が
負け続けるとは考えにくい。白鵬の優勝は
事実上決まって迎えた14日目。どうしても
盛り上がりが乏しくなりがちである。

<白鵬、無敗の快進撃>
土俵は2敗の高安が正代に惜敗。白鵬が2敗
照ノ富士を退け、優勝を決定した。2敗日馬
富士は豪栄道に敗れ3敗となった。終わって
見れば2敗は誰もいなくなった。白鵬にとっ
ては楽な展開だった。
白鵬は昨年の五月場所以来38回目の優勝と
なった。白鵬にとっては初優勝以降、優勝
間隔5場所と最長になった。その間衰えが
しのびよっているような負け方があった。
全休と途中休場もあった。つまり、優勝しな
い間かなり辛らつな状態が続いていたことに
なる。

<白鵬、照ノ富士に勝って優勝決定>
今回の優勝は全勝優勝の可能性が高い。これ
をもって白鵬復活といってよいか。若くして
横綱になった大鵬と北の湖と比較してみる。
大鵬と北の湖の晩年の共通点は、連続優勝が
なかったことである。北の湖の最後の優勝は
全勝優勝だった。その後は、新国技館にあが
るため、かなり無理して延命をはかった。
しかし、限界で新国技館では2連敗して引退
した。大鵬は昭和45年七月場所で引退騒動を
おこしている。だが、撤回して現役を続けた。
実際はその5場所後に引退した。その間1回
優勝している。

<千秋楽、全勝優勝に挑む白鵬>
白鵬の優勝が晩年の優勝になるのか。そうで
はなく、復活優勝になるのか。後者を証明
するなら連続優勝するしかない。
O氏に自由席チケットのことを、A氏に
七月場所チケットのことを、N氏に撮影
のことをきいた。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
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