★大相撲は稀勢の里人気
五月場所はチケット発売当日に1時間半で
15日間完売になるほどの人気だった。これは
三月場所で負傷をおして逆転優勝した稀勢の
里への感動と稀勢の里が横綱として国技館
初登場が重なった人気である。それでなくて
も稀勢の里の行くところ人が集まる。大相撲
人気は稀勢の里人気といっていい。
★稀勢の里の出場は是か否か
出場するためにはケガの直り具合と体づくり
の両面がある。相撲を見る限り2つともでき
ていなかった。中途半端で出場して途中休場
するくらいなら、最初から休場したほうが
よかった。
★稀勢の里の七月場所の出場は
それこそケガの直り具合と充実した稽古が
できるかどうか次第である。三月場所の千秋
楽から五月場所の初日まで7週間だが、五月
場所千秋楽から七月場所初日まで6週間で
ある。1週間が稽古休みだから東京で3週間、
名古屋で2週間が稽古期間になる。今の稀勢
の里に無理は禁物である。
★高安の大関昇進について
高安はますます地力と自信をつけてきた。
11勝-12勝-11勝と安定してきた。大関昇進
は文句ない相撲内容である。大関に昇進した
とたん1ケタ勝利に終始することは避けて
いただきたい。優勝目指して横綱につながる
大関になってほしい。
★白鵬の全勝優勝に関して
全勝は予想以上の成果だった。1年ぶりの
優勝だが、5場所は苦闘の連続だった。この
間12勝以上は1度もなく、休場が2場所あっ
た。白鵬にとって横綱で一番長い日だったの
ではないか。32歳白鵬は今後40回の大台まで
優勝できるかがカギになる。
★目についた横綱・大関は
日馬富士の鋭い立ち合いとスピード、集中力
はすばらしかった。しかし、終わってみれば
11勝4敗は竜頭蛇尾になってしまった。照ノ
富士は13勝、12勝と続いて復活してきている。
現代は誰が優勝してもおかしくない状況だけ
に照ノ富士は今こそ優勝することである。
<照ノ富士>
★関脇以下での上位の勝ち越し陣について
今場所は玉鷲10勝、高安11勝、御嶽海8勝、
嘉風8勝と4人出た。玉鷲は4場所連続、
高安は3場所連続、御嶽海は3場所連続上位
で勝ち越している。現代の関脇以下の実力者
が明確になった。高安は大関に昇進すること
で、御嶽海の関脇昇進が濃厚である。3人が
三賞を受賞している。
★そのほか目についた力士
宇良がいい相撲をとったが、三賞が受賞でき
なかったのは不可解である。十両安美錦が
奮闘したが、惜しくも十両優勝をのがして
しまった。幕下では霧馬山と朝日龍が楽しみ
である。
★最後に場所の採点を
70点
場所の疲れがどっと出ました。
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よしなに
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