大相撲

白鵬の最高記録2

2017年8月24日

★勝利数
勝利数は積み重ねであって、減ることはない。
また力士生命の長さ、休場の少なさが左右
する。白鵬の勝利数はどうか。

・通算勝利数
序ノ口以降の勝利数が初めて1000勝を超えた
のは、千代の富士である。6場所時代の申し
子大鵬は872勝で引退時はトップであったが、
現在は8位である。大潮が964勝で4位だが、
内訳は幕内335勝、十両436勝とやや首をかし
げたくなる内容である。
170723千秋楽幕後半表彰 346
<七月場所 通算1050勝をあげた白鵬>

1045勝の千代の富士を抜いたのが、魁皇で
ある。最後の場所の魁皇は悪戦苦闘のなか、
2勝上回る1047勝をあげて場所の途中で引退
した。白鵬は今年の七月場所でこれを更新
して、現在1050勝である。以前白鵬の通算
勝利数を1200勝と予測した。休場が思った
より少なければ予測を超える可能性はでて
くる。

・幕内勝利数
幕内勝利数900勝を超えている力士は、白鵬
一人である。現在79場所で956勝である。白鵬
は1000勝超えを目指すというが、時間の問題
である。2位は魁皇の879勝(107場所)、3
位は千代の富士の807勝(81場所)である。
偶然ながら、通算勝利数と同じ順位になった。
あと800勝超えは北の湖である。78場所かけて
804勝を達成している。
20120527魁皇引退相撲 1124
<白鵬に次ぐ記録の持ち主魁皇>

なお、横綱勝利数については、横綱編で扱う
予定である。

★年間最多勝
年間最多勝は年5場所制となった昭和32年に
始まった。翌年の昭和33年から年6場所制
になった。ただし、平成23年は八百長発覚で
大阪場所が中止になり、年5場所しか実施
されなかった。年間最多勝は強さとともに
休場が少ないことがポイントになる。

・年間最多勝回数
白鵬が9回年間最多勝の栄誉に輝いている。
これに続くのが北の湖の7回である。さらに
続くのが大鵬で6回である。千代の富士は
意外にも3回と少ない。白鵬は今年年間最多
勝をねらえる位置にいる。年間最多勝を達成
すれば10回目となる。
151122千秋楽表彰 407
<年間最多勝の表彰を受ける白鵬>

・連続年間最多勝
白鵬の9回年間最多勝は実は連続でもあり、
9年連続年間最多勝力士となっている。これ
に続くのが、差があって、大鵬・北の湖・
朝青龍の5年連続である。白鵬の9年連続
年間最多勝は当分破られることがない大記録
になりそうである。

・年間最多勝最高成績
年間最多勝の成績が、初めて80勝を超えた
のが、昭和38年に大鵬が達成した81勝9敗で
あった。長い間この記録の更新はなかった。
16年後に82勝8敗と記録を破ったのが北の湖
である。この記録は24年もたって更新された。
記録を破ったのは朝青龍である。平成17年は
朝青龍が全場所優勝した年であり、成績は
84勝6敗に達した。白鵬はここでも記録更新
王であった。平成21年、22年、2度にわたっ
て86勝4敗を達成して、これが現在の最高
記録になっている。

白鵬の最高記録はまだ続く。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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