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異常事態となった九月場所

昨日、稀勢の里と鶴竜の休場が決定した。
今日は、それに続いて白鵬の休場が決定した。
3横綱が初日から休場する異常事態となった。
ニュースでは昭和以降初と報じていたが、
初日から3横綱が休場するケースは明治、
大正にもない史上初である。九月場所はどう
なるのか。
170723千秋楽幕後半表彰 420
<連覇中の白鵬が休場>

九月場所は15日間満員札止めが予想されて
いるが、この異常事態は人気に水をさしかね
ない。早い話が、看板に偽りありである。
もっとも、鶴竜と稀勢の里の休場はあり得る
話だった。予想通りともいえる。これに連覇
中の白鵬が加わっただけで、場所が急激に
しぼんでしまった。
九月
<3人が休場した九月場所の案内>

まず、横綱同士の対戦がなくなった。これは
今年の一月場所以来である。鶴竜が横綱に
昇進した平成26年五月場所以降で3回目と
なる。九月場所は途中休場がなければ、千秋
楽結びの一番は、横綱日馬富士対大関高安に
なる。今年の一月場所の横綱白鵬対大関稀勢
の里に比べると役者が違う感じである。
170722十四日目幕内 659
<H29年7月 高安対日馬富士>

優勝ラインはどうなるか。安定度ではどう
しても白鵬に及ばない。へたをしたら12勝の
恐れもある。事実、2横綱が休場した平成27
年九月場所は、鶴竜が12勝3敗で優勝して
いる。日馬富士はどうしても取りこぼしが
つきものである。他の大関はチャンスである
が、通常なら優勝候補にはあげにくい存在で
ある。
昭和47年一月場所から七月場所まで、誰が
優勝するまるでわからない状態であった。
いずれも関脇以下で、初優勝であった。そし
て優勝した翌場所の成績は、そろって芳しく
なかったという共通点があった。
迫る九月場所はそんなことがないよう、残さ
れた横綱・大関は土俵を締めていただきたい。

国技館で多くの知り合いに会えそうです。

興味深いテーマをこれからもお届けます。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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