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平成29年秋!横綱・大関に挑む11人のサムライ

3横綱が休場という異常事態で、いささか
挑みがいが薄い横綱・大関の数である。ここ
へきて2枚目の碧山まで休場となって、上位
陣の寂しさは増すばかりである。そのため
上位にフルに挑む力士は東5枚目正代までと
なる異例さである。東関脇御嶽海から東5枚
目正代までのここ1年間の上位戦の成績が
以下である。なお、琴奨菊は元大関のプライ
ドのため表からはずした。
17秋A

上位に通じている関脇以下最強の力士は、
御嶽海である。目下上位で4場所連続勝ち
越し中である。特に横綱戦はここ1年で7勝
10敗(不戦勝1あり)と好成績を残している。
今場所横綱は日馬富士のみだが、ここ1年で
2勝している。横綱・大関が4人なら2ケタ
は勝っておきたいところである。
170909初日前日 203
<御嶽海>

もう1人の上位の実力者は玉鷲である。大関
にはここ1年11勝3敗と圧勝している。横綱
日馬富士にはここ1年で2勝している。先場
所惜しくも7勝8敗と負け越したが、突き
押しの威力は鋭い。今場所は再び勝ち越す
チャンスである。まだ勝てない御嶽海に勝つ
ことも大切である。
170909初日前日 010
<玉鷲>

パワー相撲が多い中で異色なのが、スピード
で勝負する嘉風である。特に日馬富士には
分がよく、先場所も勝っている。2場所連続
小結・関脇だが、成績は8勝で終わっている。
それ以上の成績と三役に定着するのが嘉風の
課題である。
先場所上初挑戦で見事勝ち越したのが、北勝
富士である。それだけに今場所は真価が問わ
れる。上位は研究してくるだけに、その上を
いけるかどうかがカギとなる。
上位戦初挑戦なのが阿武咲である。阿武咲は
十両時代が長かった。新十両から途中幕下
落ちを含め、入幕まで14場所かかった。それ
が入幕したとたん、2場所連続10勝であっと
いう間に上位にきた。突き押し相撲だけに
横綱・大関をくうこともあり得る。
170617うっちゃりトーク 116
<阿武咲>

宇良は先場所、横綱・大関に初挑戦ながら、
横綱日馬富士にうまさ勝ちした。負けた相撲
も内容的には善戦した。手ごたえをつかんだ
だけに、2度目の挑戦となる今場所は宇良
から目が離せない。また、技能賞を取る宇良
をみてみたい。
170717九日目幕内 1033
<H29年7月 日馬富士に勝利した宇良>

実力者とフレッシュな挑戦者が挑む九月場所
は明日から始まる。

幕内は5人休場で取組数が減ってしまい
ます。

興味深いテーマをこれからもお届けます。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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