大相撲

6場所制の大横綱の出世街道

2017年7月18日

6場所制の大横綱というと誰をイメージする
だろうか。横綱の代でいうと大鵬以降の横綱
になる。異論が少ないのは、大鵬、北の湖、
千代の富士、貴乃花、朝青龍、白鵬ではない
だろうか。いずれも20回以上優勝し、時代を
築いた横綱達である。その功績は相撲ファン
ならよくご存知であるから、ここでは繰り
返さない。取り上げるのは、幕下以下の出世
街道である。まず、以下をご覧いただきたい。
大横綱の出世街道A
全員スピード出世だが、貴乃花と朝青龍が
抜きに出ている。1年半で関取というすばら
しさである。これだけの短期間だが、すべて
勝ち越しとはいかない。貴乃花も朝青龍も
幕下時代ともに1度負け越している。
貴乃花
<貴花田の四股名で幕下以下9場所の貴乃花>

大鵬が幕下以下の頃は8番取っていた。それ
にしても勝ち-負け=○60というのは、現代
では考えられない。今ならだいたい勝ち-
負け=30台で新十両になれる。大鵬は幕下
以下のとき大勝が多かった。それにも関らず、
○60となるのは上げ幅が小さかったとしか
いいようがない。ちなみにライバル柏戸は
幕下以下を勝ち-負け=○36で新十両になっ
ている。

北の湖は中学生力士であった。相撲部屋から
中学に通っていた。これは現在禁止されて
いる。北の湖と千代の富士が他の大横綱より、
場所数がかかっているのは、負け越した場所
が、北の湖が6場所、千代の富士が5場所と
多いからである。千代の富士には全休さえ
ある。北の湖は若く、後に最年少横綱の記録
をつくっているほどである。
090927千秋楽幕内 2474
<明徳義塾から角界入りした朝青龍>

大横綱の幕下以下の出世街道は6者6様で
ある。あまり取り上げられることはないだけ
に記憶の片隅にでも置いていただければ幸い
である。

関西、北海道から名古屋入りする方が
います。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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