大相撲

新版 新大関の通信簿

2017年6月3日

五月場所後、高安が文句なしに大関に昇進
した。いささか過熱気味の報道の中、話題は
つきない。新大関は、近く七月場所に向けて
始動すると思われる。新大関の場所は、今後
の高安を見通す上でも大事な場所となる。
これまで、先輩大関はどのような成績を残し
てきたのか。15日制が定着した千代ノ山以降
の新大関をまとめてみた。
新大関1A
新大関A
千代ノ山から照ノ富士まで誕生した大関は
67人。このうち優勝したのは、千代ノ山、
若羽黒、清国、栃東(子)、白鵬のわずか
5人である。優勝を口にする高安だが、67分
の5=7.5%の確率に挑むことになる。しか
も横綱4人いる状況である。
170517四日目南門 067
<高安>

67人中大関責任勝ち星の10勝以上の成績を
あげた者は、37人と過半数を超えている。
これを多いと見るか、少ないと見るか。ちな
みに12勝以上あげた者は11人いる。最高は
白鵬の14勝1敗である。初代若ノ花は10勝
1分、8勝、10勝1分と星が足りずに大関に
昇進したが、新大関の場所は13勝をあげて
いる。若ノ花の大関に対する責任感が表われ
ている。

8勝、9勝が21人、この中には現役の日馬
富士、鶴竜、豪栄道がいる。それでも2人が
横綱に昇進している。休場を含む負け越しが
9人いる。12勝、12勝、13勝と抜群の成績で
大関に昇進した豊山(前名内田)が負け越す
のだから相撲はわからない。大関直前の場所
優勝している千代大海は途中休場で暗と出た。
170503幕内 650
<白鵬相手に稽古する高安>

高安はどんな成績を残すのか。これまでの
最高成績は12勝である。まず、これを超える
ことから始めてはいかがだろうか。そうすれ
ば稽古の質・量にも変化が出てくると思う。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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