稀勢の里の稽古のようすが伝えられている。
現段階ではまだ、試行錯誤の状態である。下
の者をつかまえて左を試してみたりする段階
である。だが、時は刻々と過ぎゆく。東京
での稽古時間はあと2週間半になった。
五月場所は嘉風に左を攻められて負けたり、
遠藤の四つにいかず、突き放しからの押しに
土俵を割ったりした。千代の国には土俵際
右足一本で残したり、千代翔馬に食い下がら
れ、足技でゆさぶられたりした。稀勢の里
必死の土俵も6勝4敗が限界で、11日目に
途中休場となった。
五月場所を途中休場した稀勢の里は2つの
課題を抱えている。1つは負傷を直して左が
使えるようにすること。もう1つは戦える
体づくりである。横綱だから横綱の責任を
果たせるだけの結果を残さなければならない。
横綱は協会の看板であり、土俵の中心である。
その責任は常に優勝争いをし、12勝以上の
成績をあげることが求められる。時間はある
ようでないのだ。
五月場所後の横綱審議委員会では、稀勢の里
は負傷が完治しなければ休場を薦める意見が
出た。七月場所は、五月場所のようにやって
みて無理だったから休場する、というわけ
にはいかない。同じ轍は踏めない。つまり、
稀勢の里は出場するなら最後まで取らなけ
ればならない。また、休場するなら初日から
休場することになる。
稀勢の里は2つのうちのどちらかの最終決断
を迫られることになる。
名古屋はホテルを変更することになりそう。
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よしなに
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