大相撲

大関の負け越し場所数

2017年8月18日

七月場所千秋楽、豪栄道が高安に負け、負け
越しが決まった。九月場所は6度目のカド番
である。大関在位18場所で6回の負け越しで
ある。負け越し率は33.3%。七月場所途中
休場した照ノ富士は5度目のカド番である。
こちらは13場所で5回の負け越しである。
負け越し率は38.4%である。ともにいささか
多すぎるのでは、という印象である。
170723千秋楽幕後半表彰 250
<七月場所 豪栄道、高安に敗れ負け越し>

15日制、系統別総あたりが定着した三根山
以降の大関で最も負け越しが多いのは千代
大海の19場所である。もっとも4場所は
公傷である。これも最多である。千代大海
は魁皇と並び大関在位最多場所数の65場所
である。負け越し率は29.2%である。次に
負け越しが多いのが魁皇である。魁皇は
公傷を含め15場所負け越している。負け
越し率は23%である。

2ケタ負け越し場所数があるのは琴ヶ濱と
栃東の12場所である。琴ヶ濱は3場所連続で
大関陥落の時代だったので、この恩恵を随分
受けている。2場所連続負け越しが4回ある。
大関在位28場所で、負け越し率は42.9%にも
なる。栃東は大関を2度落ち、復帰規定の
10勝以上で2度復帰している。負け越し率は
40%である。
ブロマイド琴ヶ浜
<琴ヶ濱のブロマイド>

負け越し率の値が最も大きいのは大関在位
5場所で3場所負け越しの大受である。負け
越し率60%である。続くのが、雅山で大関
在位8場所で4場所負け越し。負け越し率
50%である。続くのがクリーン魁傑である。
大関在位9場所中4場所負け越している。
魁傑は1度大関を落ちて、復帰規定によら
ないで大関に復帰して、再度落ちた珍しい
ケースである。負け越し率は44.4%である。

逆に負け越し場所数、負け越し率が最も少な
いのが、琴風である。負け越し場所数は2場
所。これは把瑠都、琴光喜と同じで最小数で
ある。ただし、大関在位場所数が、把瑠都の
15場所、琴光喜の17場所より多い22場所の
ため、負け越し率は9.1%と最もいい数字を
残している。
170712四日目幕内 841
<七月場所 北勝富士に敗れた照ノ富士>

九月場所、豪栄道と照ノ富士のカド番はそれ
ほど話題にはならないかもしれない。だが、
両力士とも久々に存在感を示して頂きたい。

国技館近くで新たなビルの建築を初めていました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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