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スーパー人気力士貴ノ花

日刊スポーツによる人気力士アンケート「第
6回大相撲総選挙」は稀勢の里に決定した。
稀勢の里は第1回から6回連続トップである。
稀勢の里の行く所、人が常に集まる。それも
尋常でない数である。今日の相撲人気は稀勢
の里人気といっても過言ではない。
170609富岡八幡宮 017
<稀勢の里の行くところ人が集まる>

人気力士といえば、貴ノ花が思い出される。
初代若乃花の22歳違いの弟で、軽量ながら
土俵をわかせた。貴ノ花が本当に土俵をわか
せたのは、大関時代よりもむしろ関脇・小結
のときであった。小兵でも立ち合いは、真っ
向からぶつかっていった。そのため、土俵際
かなりスリリングな相撲があったが、それが
また観客をわかせた。昭和45年九月場所、
横綱大鵬に始めて勝って殊勲賞を受賞した。
貴1
<貴ノ花>

翌場所の十一月場所、貴ノ花は奮闘したが、
玉の海・大鵬・北の富士の3横綱・大麒麟、
清国、琴桜、前の山の4大関に敗れ、さらに
関脇以下の福の花にも負け、7勝8敗で負け
越した。しかし、連日の奮闘とお客を呼び
寄せた功労で、主催者の福岡スポーツセンタ
ーから特別に表彰された。
貴ノ花最大の死闘は昭和46年一月場所の大鵬
との一戦であった。貴ノ花の出し投げに大鵬
は泳いで土俵際に詰まった。必死で吊りに
いく貴ノ花。つま先立ちで必死に残す大鵬。
思いがけない展開はそこからおこった。大鵬
が体をあびせる形になって貴ノ花の足が変に
曲がって倒れこみ、休場においこまれた。
貴ノ花!!
<貴ノ花の記事>

貴ノ花が大関清国に足を取られながら、
逆転した相撲も印象深い。北の富士の外掛け
から体をのせてくるのを反り投げで返し、
北の富士が手をついた。このときの手がつき
手かかばい手か論議をよんだ。行司は貴ノ花、
審判は北の富士だった。筆者の印象では頭
からつっこんだ北の富士の手つきがいかにも
早すぎた。かばい手というならも頭からつっ
こむ直前に手をつくべきであった。
土俵をわかせた貴ノ花は、双葉山、初代若乃
花とともに昭和三大人気力士に数えられた。

ブルーレイのリモコンが調子悪いため、
新しいのを購入した。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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