6月は巡業がなく、稀勢の里は高安相手や
出稽古で阿武咲相手に稽古を順調に積み重ね
てきた。着々と復活を図っているのだろうが、
気になるのはケガの状態である。テーピング
をしていないからといって直ったとは言い
がたい。年齢は30歳をこえている。若いとき
とは回復力も違ってくる。稽古ではさすがに
稀勢の里の左を攻めることはできないだろう。
途中休場した五月場所から6週間弱が経過
した。途中休場したことからわかることは、
ケガは短期間で直るものではなかったという
ことである。名古屋入りしてからの稽古が
はからずも証明してしまった。二所一門の
連合稽古で嘉風相手になかなか思うような
相撲が取れず、不安を残した。
前日に引き続く二所一門の連合稽古では、
またも嘉風に苦杯。うめき声がでるや稽古を
終えてしまった。また腕を痛めたのでは、
と暗転とさせた。こんな調子で七月場所は
本当に大丈夫なのだろうか。北の富士さんは
動きの悪さと左が使えない点を指摘している。
稀勢の里は七月場所も出場してくるようだが、
プロは稀勢の里の弱点を攻めずにはおかない。
稀勢の里攻略法は稀勢の里の左腕をおっつける。
あるいは左腕をたぐる。さらには離れて突き
合い押し合いに持ち込むことである。
稀勢の里は横綱の相撲を取ることが務めで
ある。それができないのなら、休場しても
いい。中途半端に出場しては完治が遅れる
だけである。負けが込んで休場は一番みっと
もない姿である。途中休場は駆け込み寺では
ない。
デパートへ行ってきました。
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よしなに
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