大相撲

稀勢の里復活へ道遠し

2017年7月2日

6月は巡業がなく、稀勢の里は高安相手や
出稽古で阿武咲相手に稽古を順調に積み重ね
てきた。着々と復活を図っているのだろうが、
気になるのはケガの状態である。テーピング
をしていないからといって直ったとは言い
がたい。年齢は30歳をこえている。若いとき
とは回復力も違ってくる。稽古ではさすがに
稀勢の里の左を攻めることはできないだろう。
170523十日目幕内 690
<五月場所明暗を分けた高安(左)と稀勢の里>

途中休場した五月場所から6週間弱が経過
した。途中休場したことからわかることは、
ケガは短期間で直るものではなかったという
ことである。名古屋入りしてからの稽古が
はからずも証明してしまった。二所一門の
連合稽古で嘉風相手になかなか思うような
相撲が取れず、不安を残した。
170514初日幕内 737
<稀勢の里の左をおっつけて勝利した嘉風>

前日に引き続く二所一門の連合稽古では、
またも嘉風に苦杯。うめき声がでるや稽古を
終えてしまった。また腕を痛めたのでは、
と暗転とさせた。こんな調子で七月場所は
本当に大丈夫なのだろうか。北の富士さんは
動きの悪さと左が使えない点を指摘している。

稀勢の里は七月場所も出場してくるようだが、
プロは稀勢の里の弱点を攻めずにはおかない。
稀勢の里攻略法は稀勢の里の左腕をおっつける。
あるいは左腕をたぐる。さらには離れて突き
合い押し合いに持ち込むことである。
170517四日目幕内 1219
<突き押しで稀勢の里から金星を獲得した遠藤>

稀勢の里は横綱の相撲を取ることが務めで
ある。それができないのなら、休場しても
いい。中途半端に出場しては完治が遅れる
だけである。負けが込んで休場は一番みっと
もない姿である。途中休場は駆け込み寺では
ない。

デパートへ行ってきました。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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