大相撲

優勝が遠い日馬富士

2017年7月1日

五月場所の日馬富士は立ち合いの鋭さと集中
力がすばらしかった。久々に優勝に近い内容
では、と思わせたが、それでいて結果は11勝
4敗で終わってしまった。白鵬が5場所優勝
なしで優勝が遠いと騒がれたが、日馬富士も
5場所連続優勝なしになってしまった。
160724千秋楽幕内表彰 615
<H28年七月場所優勝の日馬富士>

日馬富士の場合横綱昇進以降、11場所連続
優勝なしがあるから、それほど深刻に考える
必要はないのかもしれない。ただ、優勝でき
るチャンスを逃したことがいかにももったい
なかった。

横綱の最大優勝間隔11場所は柏戸と同じで
ある。一代年寄になった北の湖と貴乃花の
両横綱には、13場所連続優勝なしがある。
横綱優勝率は28場所中4回で14.3%である。
1年間に0.9回である。これに近い数字は鏡里
である。もっとも横綱の中には常陸山以降、
最高成績を含め優勝0回が9人、最高成績を
含む優勝1回が6人とけっこういるが、問題
外である。
170323十二日目幕内 470
<H29年三月場所 
高安に相撲を取らせなかった日馬富士>

日馬富士は現在通算優勝8回。優勝はぜひ
とも10回にのせておきたいところである。
また、4横綱のなかで最年長の33歳である。
千代の富士は36歳直前まで相撲を取ったが、
これは容易ではない域である。それだけに
時間はあるようでないのである。

新しい力稀勢の里、高安も台頭している。
ただ、日馬富士はこの両力士に強い。七月
場所では再び立ち合いの鋭さと集中力の相撲
を見せていただきたい。
170324十三日目幕内 555
<H29年三月場所 稀勢の里を圧倒した日馬富士>

明日藤井四段が竜王戦に登場します。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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