大相撲

番付差を月給差に反映せよ

2017年6月26日

七月場所の番付が発表された。高安が新大関
に昇進したが、豪栄道の風下の3番目の大関
である。いまや機械的な編成が定着している。
それとも高安の先場所の成績11勝と豪栄道の
先場所の9勝は2勝差だから逆転に至らず
との判断だろうか。しかし、下記のような例
もある。
無題A
しかも、豪栄道の9勝はそもそも大関の責任
を果たしたとはとうていいえない。

NHK解説者の北の富士さんは現役時代、
関脇、小結の地位にこだわらなかったという。
月給が同じだから、という趣旨のことを話し
ていた。現在では横綱は4人いるがすべて
同じ月給である。平幕は筆頭から幕尻まで
同じ月給である。これではとてもプロとは
いえない。
170125定国ホテル 022
<高安>

第1横綱から第4横綱まではすべてに差が
あって当然である。東関脇と西関脇も同様で
ある。半枚ごとにすべてに差をつけてこそ
プロである。大関で8勝9勝は東関脇と同じ
月給、7勝以下は東前頭筆頭と同じ月給に
するくらいの厳しさがあってもいい。また、
横綱・大関全員と対戦する地位とその次の
地位との間には5枚くらいの月給差をつける
のも一考である。

そうなれば高安が第3大関でいいとはけして
いえない。
170515二日目十両 565
<貴景勝>

貴景勝が筆頭に、北勝富士が2枚目に上がっ
てきた。横綱・大関との初対戦が見もので
ある。宇良は東4枚目で上位に休場者がでる
か、自身が好成績をあげない限り、横綱・
大関との対戦は見られないかもしれない。
170525十二日目幕内 267
<北勝富士対宇良>

関脇玉鷲は上位で5場所連続勝ち越しを、
新関脇御嶽海は上位で4場所連続勝ち越しを
目指すことになる。正代は横綱・大関全員と
対戦しての勝ち越しはまだないだけに、今度
こその思いがあるかもしれない。ただし、
横綱・大関は7人いるので3勝はしておき
たいところである。

七月

新入幕力士はいなく、いささか新鮮さに欠け
る。十両は28人いるが、元幕内が18人いる。
64%といくぶん多めである。幕内をうかがう
十両上位は元幕内で占められている。5枚目
朝乃山は入幕を目指すなら、10勝以上の成績
が求められる。新十両の翔猿、再十両の阿炎
が活躍して、新風を送り込んでほしい。

高安は横綱になっても高安なのだろうか。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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