大相撲

把瑠都が土俵の中で決めたはりま投げ

2017年6月25日

6月23日日本テレビの「究極の○×クイズ
SHOW!!超問!真実か?ウソか?」を見ていたら、
NHKの放送席に座ったことのある女優の
紺野美沙子が、人気力士の大相撲の難問クイ
ズ50問を答えられるかどうかという問題が
出てきた。問題作成はベテランの相撲記者で
ある。場所はちゃんこ玉海力だった。

問題は50問すべて放送されたわけではないが、
傾向を紹介してみる
1.化粧まわしの図柄の持ち主をあてる
2.取組の途中まで見て勝った力士と
決まり手をあてる
3.横綱昇進時の口上をあてる
4.錦絵の力士をあてる
5.体の一部から力士を当てる
6.複数回答問題
  本名の幕内力士
  平成の平幕優勝
  北海道出身の横綱
彼女は見事全問正解した。見ていて感服して
しまった。

その問題のなかに平成22年十一月場所2日目、
大関把瑠都対阿覧の勝負のゆくえと決まり手
を答える問題があった。答は把瑠都がはりま
投げで勝った。はりま投げは相手の肩あるい
は頭越しに片手または両手でまわしをとった
状態で、後方に投げ捨てる技である。土俵際
で決まるケースが多い。だが、把瑠都はこれ
を土俵の中でやってのけたので強烈な印象
として今でも残っている。
把瑠都A
<把瑠都が土俵の中で阿覧に決めたはりま投げ> <白鵬の連勝を63でストップした稀勢の里>

ちなみにこの場所の2日目は、白鵬の63連勝
が稀勢の里によってストップされた歴史的な
場所でもあった。白鵬は、連勝は止まった
ものの、14勝1敗の優勝決定戦で豊ノ島を
倒して17回目の優勝を達成している。

その1年後の平成23年十一月場所、琴奨菊は
新大関、稀勢の里は大関を目指す場所であっ
た。そのとき大関把瑠都は序盤で3敗し、
早々と優勝争いから脱落していた。その把瑠
都が正面から堂々と稀勢の里を寄り切った。
その3日前には新大関の琴奨菊を同様の取り
口で退けている。

思い起こせば先場所12勝をあげている琴奨菊・
稀勢の里の両者を撃破しているのも把瑠都で
ある。つまり、把瑠都は琴奨菊・稀勢の里に
力負けしない力士であるといえる。把瑠都と
いう力士をどう見たらいいのか。強い把瑠都
と弱い把瑠都が存在するというのとも違う。
把瑠都は不思議な力士であった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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