高安が九月場所に向けて本場所で使用する
黒まわしで汗をかいた。新大関の先場所、
高安は全勝を口にしたにも関らず、9勝6敗
と優勝からはほど遠い成績だった。これを
どう見るか。高安の実力をどうみたらいいの
か検証してみた
高安は最初から将来の大関候補と注目されて
いた力士ではなかった。高安が急激に力を
つけてきたのは、そもそも、ごく最近なので
ある。平成28年七月場所、小結で11勝4敗と
勝ち越してから6場所連続関脇・小結を務め
て、大関に昇進したのである。上位での最高
成績は今年の三月場所の12勝3敗である。
次に高安と横綱・大関の成績をみていこう。
対象は平成28年七月場所以降今年の七月場所
までの7場所間である。まず、横綱戦は6勝
11敗である。鶴竜に3勝(1不戦勝あり)
2敗、日馬富士に2勝5敗、白鵬に1勝4敗
である。横綱には劣勢である。これに対し
大関戦は14勝3敗と圧勝している。高安は
大関の実力は十分あるが、横綱にはまだ、
及ばないといえる。
関脇以下には51勝20敗である。勝率7割1分
8厘。20敗のうち玉鷲、嘉風に4敗、碧山に
3敗、御嶽海、栃煌山に2敗している。特に
玉鷲、嘉風には苦戦している。この辺を解消
しないと優勝は難しい。
15日制が定着した千代の山以降、横綱は32人
いる。32人中新大関で9勝以下は11人いる。
ただし、弱い横綱や短命横綱が目立つ。一方、
15日制が定着した三根山以降、最高位大関は
35人いる。そのうち新大関で9勝以下は19人
いる。高安はどちらに属するのか。高安は
現在27歳である。時間はあるようでないので
ある。横綱の休場次第で九月場所は優勝の
チャンスである。それをモノにするか否かで
高安の今後が見えてくる。
藤井四段対森内九段の対戦は見ごたえが
ありました。
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よしなに
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