大相撲

稀勢の里の今後

2017年7月28日

横綱審議委員会が稀勢の里は九月場所全休
してもいい、という趣旨の発言をした。遅き
に失している。結果論で言うなら誰でもでき
る。五月場所も七月場所も本来なら稀勢の里
自身と師匠田子ノ浦(元隆の鶴)が判断すべ
きものである。師匠はどう考えたのか、どう
判断したのかあまり伝わっていない。「本人
が出るというから」では師匠不在と変わら
ない。
170713五日目幕内 1134
<5日目 勢に敗れ3敗目となった稀勢の里>

五月場所は、ポスター、場所の案内、パンフ
レットの表紙など稀勢の里一色だった。さら
に、新横綱の東京初登場と休場しにくい雰囲
気ではあった。しかし、何をおいても稀勢の
里の力士生命が第一であろう。左が直ってい
ない、左が使えないでは戦えないのは当然で
あった。

対戦相手は左を攻めてくる。四つにさせない、
突き合い、押し合いに持ち込んでくる。これ
に対する稀勢の里の対策は無策であった。
七月場所はそれが改善されないまま、再び
出場に踏み切った。そして序盤で負けが込ん
で途中休場に追い込まれた。この2場所は
稀勢の里にとって蹉跌以外のなにものでも
なかった。
170713五日目幕内 1156
<敗戦後の稀勢の里の表情>

横綱になりたての連続休場としては、常陸山
以降
3代目西ノ海 2場所目から2場所連続休場
 以後優勝1回
武蔵山 新横綱から5場所連続休場 
以後優勝なし
前田山 2場所目から3場所連続休場 
以後優勝なし
吉葉山 新横綱から2場所連続休場 
以後優勝なし
朝潮  2場所目から3場所連続休場 
以後優勝1回
170714六日目幕内 1145
<6日目から休場した稀勢の里>

どうも弱い横綱ばかり目につく。前述の横綱
の二の舞にならぬよう、稀勢の里に判断の
誤りはもう許されない。稀勢の里は回り道を
しすぎた。稀勢の里が復活するには、左を
使えるよう、完全に治すことと白鵬に対抗
できるだけの稽古量である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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