現4横綱はいずれも30歳以上。今年はそろい
もそろって途中休場がある。それだけに新し
い力が欲しいところである。期待を担うのは
勢いのある新大関高安と復調の兆しが見える
照ノ富士である。稀勢の里は初優勝だけで
横綱に昇進した。長い苦節の結果といえる
かもしれない。ただ、高安、照ノ富士は単発
の優勝ではなく、堂々たる優勝で横綱に昇進
していただきたい。
堂々たる優勝とは必ずしも連続優勝を意味
しない。むしろ、連続優勝は年6場所の時代
にたった2場所で決める危うさがある。優勝
-準優勝-優勝-準優勝-優勝でもいい。
準優勝-優勝-準優勝-準優勝-全勝優勝
でもいい。5場所中3場所優勝、もしくは
全勝優勝を含む5場所中2場所優勝である。
もちろん成績だけでなく、力量抜群と判断
される相撲内容が求められる。
これは過去に弱い横綱あるいは物足りない
横綱を量産してきた歴史から学んだ結果、
打ち出した指針である。それでは、高安と
照ノ富士はどちらが先陣を切るか。高安は
大関としてはスタートしたばかりである。
そのスタートから1ケタ勝利が目立つよう
では横綱どころではなくなる。兄弟子の稀勢
の里の大関スタート時は11勝-9勝-11勝-
10勝と優勝に遠かった成績だった。稀勢の里
が13勝をあげたのは、大関9場所目であった。
照ノ富士は優勝経験があり、最高成績は13勝
が2度ある。もっとも優勝と1度目の13勝は
関脇のときである。遠い過去のことになり
つつある。大関としてはすでに12場所が過ぎ
た。昨年の一月場所からは1場所おきにカド
番だった。ここ2場所13勝優勝同点、準優勝
と続いた。この波をくずさないことである。
まず、どちらが先に優勝するかがポイントに
なる。4横綱時代とはいえ、絶対的強者が
存在しない。誰かが休場する傾向がある。
それだけに高安、照ノ富士はチャンスである。
両力士の横綱先陣争いは相撲を必ず面白く
する。
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よしなに
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