大相撲

高安・照ノ富士の横綱先陣争い

2017年6月20日

現4横綱はいずれも30歳以上。今年はそろい
もそろって途中休場がある。それだけに新し
い力が欲しいところである。期待を担うのは
勢いのある新大関高安と復調の兆しが見える
照ノ富士である。稀勢の里は初優勝だけで
横綱に昇進した。長い苦節の結果といえる
かもしれない。ただ、高安、照ノ富士は単発
の優勝ではなく、堂々たる優勝で横綱に昇進
していただきたい。
170312初日十両 969
<本場所初の土俵入り 太刀持ち高安>

堂々たる優勝とは必ずしも連続優勝を意味
しない。むしろ、連続優勝は年6場所の時代
にたった2場所で決める危うさがある。優勝
-準優勝-優勝-準優勝-優勝でもいい。
準優勝-優勝-準優勝-準優勝-全勝優勝
でもいい。5場所中3場所優勝、もしくは
全勝優勝を含む5場所中2場所優勝である。
もちろん成績だけでなく、力量抜群と判断
される相撲内容が求められる。
170317六日目幕内 719
<H29年三月 高安、照ノ富士を圧倒>

これは過去に弱い横綱あるいは物足りない
横綱を量産してきた歴史から学んだ結果、
打ち出した指針である。それでは、高安と
照ノ富士はどちらが先陣を切るか。高安は
大関としてはスタートしたばかりである。
そのスタートから1ケタ勝利が目立つよう
では横綱どころではなくなる。兄弟子の稀勢
の里の大関スタート時は11勝-9勝-11勝-
10勝と優勝に遠かった成績だった。稀勢の里
が13勝をあげたのは、大関9場所目であった。
170528千秋楽幕内 657
<H29年五月 照ノ富士が高安を小手投げ>

照ノ富士は優勝経験があり、最高成績は13勝
が2度ある。もっとも優勝と1度目の13勝は
関脇のときである。遠い過去のことになり
つつある。大関としてはすでに12場所が過ぎ
た。昨年の一月場所からは1場所おきにカド
番だった。ここ2場所13勝優勝同点、準優勝
と続いた。この波をくずさないことである。
150524千秋楽表彰 091
<関脇時代に優勝している照ノ富士>

まず、どちらが先に優勝するかがポイントに
なる。4横綱時代とはいえ、絶対的強者が
存在しない。誰かが休場する傾向がある。
それだけに高安、照ノ富士はチャンスである。
両力士の横綱先陣争いは相撲を必ず面白く
する。

高齢者の自動車事故のニュースが目立ち
ます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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