大相撲

突破力が必要な遠藤

2017年6月21日

優勝できない稀勢の里、ここ一番に勝てない
稀勢の里というイメージが稀勢の里にはつい
てまわった時期があった。しかし、今年の
一月場所初優勝、さらに新横綱で優勝して
もはや完全に払拭している。稀勢の里は2つ
の壁を突破したといえる。過去に惜しいと
思う力士に大関大麒麟がいる。素材はいい
ものをもっていたが、ついに優勝することが
できなかった。最高成績も12勝だった。
170517四日目南門 260
<遠藤>

遠藤に及ばぬモノが2つある。1つは三役に
昇進できないこと。もう一つは横綱・大関
全員と対戦しての勝ち越しがないことである。
遠藤は十両を1場所で突破して入幕してきた。
期待できる日本人力士として注目を集め、
相撲人気の火付け役だった。直近の五月場所
は前頭筆頭で横綱・大関に3勝3敗の成績を
残しながら、6勝9敗で負け越して上位勝ち
越しと三役はならなかった。
170517四日目幕内 1219
<H29年五月 横綱稀勢の里から金星の遠藤>

最初に横綱・大関戦を迎えたのは、入幕4場
所目の平成26年の三月場所である。このとき
は横綱戦2敗、大関戦1勝2敗、6勝9敗で
負け越した。大関戦の1勝は稀勢の里である。
その後、上位戦は翌五月場所6勝9敗、九月
場所は3勝12敗と大敗している。平成27年は
1度上位戦があったのみであった。ここから
10場所連続上位戦がないという低迷期であっ
た。

久々の上位戦は平成28年十一月場所であった。
このとき横綱白鵬に勝ち、横綱・大関戦を
3勝3敗と互角の成績を残した。千秋楽を
7勝7敗で迎え、勝ち越しの最大のチャンス
であった。だが、小結玉鷲に敗れ、惜しくも
勝ち越しはならなかった。
161118六日目幕内 1270
<H28年十一月 白鵬を一気に寄り切る遠藤>

輪島は上位挑戦2度目で勝ち越している。
豊山(前名内田)、豊山(前名長浜)は上位
初挑戦で勝ち越している。現役の御嶽海は
3度目の挑戦で勝ち越している。現在3場所
連続上位勝ち越し中で、七月場所は関脇が
予想される。

こうみてくると現在の遠藤に不可欠なのは
突破力である。いかに現状を打破するか。
それにはどういう稽古が必要か。先人に
学ぶのもいい。遠藤には意識改革が求め
られる。

雨の1日でした。(降りすぎ)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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