大相撲

平成29年年間最多勝レース中間地点

2017年6月19日

今年、早くも半分の3場所が終了した。昨年
の年間最多勝は、大関稀勢の里が獲得したが、
今年はどうなるか。3場所までの中間経過を
まとめてみた。そこには意外な結果が待ち
受けていた。それが以下である。なお、対象
は3場所幕内にいた力士とさせていただき、
単なる数字の比較ではなく、横綱大関の対戦
率によってクラスわけさせていただいた。
17年間最多勝A
中間地点までの年関最多勝の意外な力士とは
高安である。つい先月開催された五月場所で、
大関昇進なるかと騒がれた人物である。何勝
すれば大関確定か、そのときの3場所の成績
をささやかれていた新大関である。3場所の
成績は34勝11敗でトップである。なぜこう
した結果になったのか。
170517四日目南門 067!
<年間最多勝レース現在トップの高安>

主な要因は4横綱の途中休場にある。鶴竜は
2場所ある。大関豪栄道も2場所ある。その
ため最多勝だけでなく、横綱・大関リーグ戦
が組めず、横綱・大関の横綱大関対戦率が
低い結果となっている。横綱大関最多対戦率
の御嶽海の40%に対し、優勝している稀勢の
里、白鵬が10%台である。日馬富士、鶴竜に
いたってはDクラスである。
170528千秋楽幕内 1560
<横綱大関対戦率40%の御嶽海>

横綱大関の対戦率で30%以上は、わずか4人
しかいない。高安、御嶽海、玉鷲、琴奨菊と
三役に定着している力士である。なお、高安
に次ぐ最多勝は、稀勢の里の33勝である。
30勝以上は2人しかいない。照ノ富士は29勝
ですぐに追いつく数字ではない。一月場所、
4勝しかできなかったのが痛い。
170609富岡八幡宮 062
<2場所連続優勝も先場所の途中休場が痛い稀勢の里>

ただ、この流れのままで残り3場所が進行
するとは、とうてい考えられない。横綱・
大関はまき返しをしないと、面目丸つぶれ
である。また、横綱・大関との対戦が増えて
いく力士が出てくる。上位で勝ち越すか、
わずかな負け越しなら再び上位との対戦に
なる。勢、正代はAクラス入りしてくる可能
性がある。

年間最多勝は高安と稀勢の里の争いで、しか
も直接対戦することのない兄弟弟子で、今年
の後半争っていく展開になる。

藤井四段のようなスーパールーキーが
相撲界にもほしい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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