今年、早くも半分の3場所が終了した。昨年
の年間最多勝は、大関稀勢の里が獲得したが、
今年はどうなるか。3場所までの中間経過を
まとめてみた。そこには意外な結果が待ち
受けていた。それが以下である。なお、対象
は3場所幕内にいた力士とさせていただき、
単なる数字の比較ではなく、横綱大関の対戦
率によってクラスわけさせていただいた。
高安である。つい先月開催された五月場所で、
大関昇進なるかと騒がれた人物である。何勝
すれば大関確定か、そのときの3場所の成績
をささやかれていた新大関である。3場所の
成績は34勝11敗でトップである。なぜこう
した結果になったのか。
主な要因は4横綱の途中休場にある。鶴竜は
2場所ある。大関豪栄道も2場所ある。その
ため最多勝だけでなく、横綱・大関リーグ戦
が組めず、横綱・大関の横綱大関対戦率が
低い結果となっている。横綱大関最多対戦率
の御嶽海の40%に対し、優勝している稀勢の
里、白鵬が10%台である。日馬富士、鶴竜に
いたってはDクラスである。
横綱大関の対戦率で30%以上は、わずか4人
しかいない。高安、御嶽海、玉鷲、琴奨菊と
三役に定着している力士である。なお、高安
に次ぐ最多勝は、稀勢の里の33勝である。
30勝以上は2人しかいない。照ノ富士は29勝
ですぐに追いつく数字ではない。一月場所、
4勝しかできなかったのが痛い。
ただ、この流れのままで残り3場所が進行
するとは、とうてい考えられない。横綱・
大関はまき返しをしないと、面目丸つぶれ
である。また、横綱・大関との対戦が増えて
いく力士が出てくる。上位で勝ち越すか、
わずかな負け越しなら再び上位との対戦に
なる。勢、正代はAクラス入りしてくる可能
性がある。
年間最多勝は高安と稀勢の里の争いで、しか
も直接対戦することのない兄弟弟子で、今年
の後半争っていく展開になる。
藤井四段のようなスーパールーキーが
相撲界にもほしい。
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よしなに
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