大相撲

小兵石浦の突破力

2017年7月30日

日馬富士が軽量、宇良が小兵といっても137
キロある。ところが石浦はわずか118キロしか
ない。まさに幕内最軽量である。しかし、
全身は鍛えぬき、筋肉の塊である。相撲の
名門鳥取城北高校から日大の相撲部、オー
ストラリアの語学留学を経て、白鵬の内弟子
になった。
161121九日目幕内 162
<H28年11月北勝富士を正攻法で攻める石浦> 

新入幕の昨年の十一月場所こそ10勝5敗で
敢闘賞を受賞したものの、その後6勝9敗、
7勝8敗、8勝7敗、7勝8敗と負け越しが
目につく。若手の貴景勝、北勝富士、宇良、
大栄翔、千代翔馬などはすでに横綱・大関戦
を経験している。彼らと比較すると出遅れて
いることは否めない。
161127千秋楽表彰B 214
<H28年11月 敢闘賞を受賞した石浦>

現代は150キロ以上がごろごろいる時代で
ある。現代大相撲なら、相撲の神様幡瀬川、
名人栃錦も苦労するかもしれない。石浦は
わりとまともな相撲が多い。曲者ではない。
正攻法で勝つこともあるが、パワー相撲に
圧倒され苦戦する場面も避けられない。

同じ小兵の舞の海は考える相撲を取った。
どうすれば勝てるか。そのため、フェイント
をかけてもぐる立ち合いがあった。左下手を
深く取っての下手投げを得意とした。巨漢
曙を三所攻めで倒したこともあった。
170528千秋楽十両幕下以下 1244
<筋肉マン石浦>

石浦は今のままでは一進一退を繰り返す。
何をするかわからない立ち合い。幕下のころ
は立ち合いから足取りにいったことがある。
動きをいかしての横攻めなど現状を打破する
相撲が求められる。筋肉マン石浦の飛躍を
期待したい。

旧友S氏に会ってきました。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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