大相撲

■名古屋初日 注目の高安・稀勢の里思わぬ敗戦

2017年7月9日

異常とも思える暑さが続く。スーパー猛暑
ともいうべき天候である。まさかそれが影響
したわけではあるまいが、七月場所の初日の
横綱・大関は2勝5敗という散々なスタート
となった。日馬富士は苦手の嘉風に後ろに
まわられ敗退。復活の兆しが見えてきた照ノ
富士はまたもや初日黒星。それだけではなか
った。

初日の見所の1つに、新大関高安がどういう
相撲を取るかがあった。対戦相手の北勝富士
は、ニ所一門の連合稽古に参加してきただけ
に手の内はわかっている。また、現段階では
高安を脅かす要素はまだない。という前提で、
高安がどういう相撲をみせるかであった。
堅くなる、あるいはぎこちないところが出な
いか。と思ったら 北勝富士に思うように
攻められ、動かれ、ふところに入られ、窮余
の首投げも通じなく土俵に落ちた。まさに
完敗であった。

もう1つの見所は稀勢の里である。稀勢の里
はそもそも出場に踏み切ったことが良かった
のか、またも繰り返される判断の誤りなのか、
それをはかる一番である。しかし、相手が
あまりにも悪かった。御嶽海は上り調子で、
圧倒的パワーの持ち主である。後退すると
危ない。実際はその通りの展開で、なおかつ
御嶽海が稀勢の里のふところに入って、何も
させずに圧倒した。御嶽海は稀勢の里戦初勝
利である。稀勢の里は、弱弱しさだけが印象
に残った。

高安と稀勢の里の今後はどうなるか。高安は、
宣言をしていた全勝優勝が早くもついえた
ことになる。2日目以降は高安の気持ちの
持ちようである。敗戦を振り切って自分の
相撲が取ることである。逆に引きずっていて
は、取りこぼしの危機に陥る。稀勢の里の
対戦相手は十分な相撲を取らせない戦法に
でてくる。そこが稽古場と本場所の違いで
ある。それを突破するだけの力量が今の稀勢
の里にあるか。不安はこれからも続きそうで
ある。

明日、総合放送は17時5分開始である。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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