七月場所14勝1敗で優勝した白鵬に、珍しく?
横綱審議委員会から苦情がでた。苦情の中身
は張り手が多すぎるというのである。格闘技
は組んで行うレスリング、柔道と離れて行う
ボクシング、ムエタイなどに分けられる。
ところが、相撲は組むときもあれば離れる
ときもあるきわめて珍しい格闘技である。
張り手は離れて戦っているときに出る。立ち
合いからいきなり出てそのままKOで相手は
ひざから崩れていくケースもある。相撲の中
ではかなり荒っぽい面がある技である。アマ
チュアの中には禁じ手にしている場合もある。
大相撲ではもちろん反則ではない。
ではかなり荒っぽい面がある技である。アマ
チュアの中には禁じ手にしている場合もある。
大相撲ではもちろん反則ではない。
昭和16年春場所は大関前田山の張り手旋風の
場所だった。前田山は闘志の塊のような力士
であった。その前田山の張り手で横綱双葉山、
大関羽黒山があいついで敗れてしまった。
双葉山、羽黒山ともに14勝1敗という成績で
唯一の黒星が前田山であった。ちなみにこの
場所、双葉山は8回目の優勝を成し遂げて
いる。
白鵬の張り手については、テレビ朝日の羽鳥
慎一モーニングショーやグッド!モーニング
で取り上げられたが、好角家、評論家の意見
は分かれた。「張り手を全面的に否定する
ものではないが、それを立ち合いからやって
ぶっ倒そというのは、挑戦者がやる分には
まだいいと思いますけど、横綱がやっちゃ
見苦しいなと思いました」「負けられない
横綱の立場を考えれば度を越した取り口と
いうのはないですよ」「白鵬はこういう手段
に出なくてもいいんじゃないか。目先の白星
にこだわる必要はない」「張り手自体は有利
に持ち込むための技の一つ。横綱がやっては
いけないものではない」
筆者は必要性があるならともかく、そうで
ないときは乱発すべきではない、という見解
である。また、張り手は脇があくので、対戦
相手は顎を引いてさし勝つ戦法が必要である。
対戦相手にも張り手封じの工夫を見せていた
だきたい。
突然の豪雨対策に傘を持参しています。
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よしなに
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