大相撲

大関優勝の可能性

2017年7月5日

前年は琴奨菊、豪栄道が大関で優勝した。
今年に入って優勝が遠かった稀勢の里が大関
で優勝した。七月場所は高安が新大関で登場
する。大関照ノ富士はここ2場所優勝同点、
優勝次点で復活の兆しを見せている。優勝と
いうと横綱の独壇場である。だが、大関とて
ねらえるのは優勝しかない。高安、照ノ富士
は七月場所、優勝を争えるのか。過去の大関
の優勝傾向から予想してみる。
160719f風景 028
<賜杯>

15日制が定着した昭和24年夏場所以降誕生
した新大関は、67人いる。そのうち優勝した
大関は、わずか5人しかいない。高安は一握
り、いや一つまみの新大関優勝率7.5%に挑む
ことになる、ということは以前書いた。ここ
では違った角度から検討してみる。

明治42年、国技館開設にともない時事新報社
が幕内最高成績の力士の額を国技館に掲げる
ようになった。大正15年、協会が優勝を認定
し、現在の賜杯を贈り、表彰を始めた。その
ため、あいまいさをなくし、取り直し・不戦
勝などの制度が整備されていった。
170116九日目幕内 992
<H29年1月 白鵬に完勝した高安>

明治42年夏場所から平成29年五月場所まで
480場所を数える。途中中止になった場所は
あったが、大変な年数を重ねてきた。この間、
大関は121場所優勝している。2年間(12場
所)に3回優勝している割合である。高安に
とっては好材料である。

次に照ノ富士のように関脇以下で優勝して、
大関で12場所優勝がないようなケースはあっ
たのだろうか。佐田の山は関脇で2度目の
優勝を達成してからは、大関で16場所優勝が
なかった。17場所目に優勝して横綱に昇進
した。照ノ富士も先人に続いていただきたい。
150524千秋楽表彰 757
<大関としての優勝が待たれる照ノ富士>

明治42年国技館開設以降、4横綱時代73場所
中、横綱以外で優勝したのは24例ある。3分
の1弱である。そのうち大関が優勝したのは
13例ある。4横綱時代73場所のうちの17.8%
である。4横綱といえども絶対王者がいな
ければ、必ずしも壁とはいえない。七月場所、
照ノ富士、高安にも優勝のチャンスは大いに
ありえる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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