★横綱編
横綱は選ばれし者。その中の最高記録は横綱
中の横綱といえる。対象は実質横綱が地位化
した常陸山以降の東京横綱である。
・横綱勝利数
年2場所時代では、栃木山が115勝と100勝を
超えた。双葉山も横綱時代は、実質年2場所
であるが、180勝をあげ、これが最高の勝利数
であった。場所が年3場所、4場所、5場所、
6場所と増加していく変遷期では栃錦が292勝
をあげている。
に増えていく。年6場所制で横綱500勝を初め
て突破したのは大鵬である。622勝を達成し
た。同日横綱に昇進した柏戸は407勝と差を
つけられている。大鵬を超えたのは北の湖で
670勝をあげた。ちなみに千代の富士は625勝
である。ところが、白鵬は先人の横綱をはる
かに超えてしまった。現在762勝と驚異の数値
を更新中である。
・横綱勝率
太刀山・栃木山は勝率9割を超えている。
しかし、これは東西制で同じ方屋同士は戦わ
なかった上での数値である。東西制最高の
横綱勝率は太刀山の9割5分5厘である。
なお、引き分け、預かりは0.5勝0.5敗として
計算している。双葉山は横綱時代系統別4場
所、東西制13場所で横綱勝率8割8分2厘を
あげている。
たのは玉錦である。系統別12場所で横綱勝率
8割5分をあげた。系統別・部屋別総当たり
で横綱勝率8割以上は以下である。
大鵬 8割5分8厘
玉の海 8割6分7厘
北の湖 8割1分1厘
千代の富士8割4分8厘
貴乃花 8割1分3厘
朝青龍 8割3分6厘
ここまでの最高勝率は、横綱生命は短かった
が、安定感抜群の玉の海である。玉の海から
41年たって、白鵬が横綱勝率を8割8分3厘
と更新した。1場所13勝をあげている計算に
なる。ただし、横綱勝率は数字が落ちること
もありえる。引退時はどんな成績になって
いるか。トップであればすばらしい。
・横綱休場率
横綱はどうしても休場がつきまとう。それ
ゆえ休場が少ないのは、大変価値のあること
である。横綱休場率0%が玉の海である。
これ以上、上はない。ただし、玉の海は現役
で亡くなられただけに、横綱在位場所数が10
場所と少ない。野球でいえば規定打席不足の
である。横綱休場率0%が玉の海である。
これ以上、上はない。ただし、玉の海は現役
で亡くなられただけに、横綱在位場所数が10
場所と少ない。野球でいえば規定打席不足の
ような面がある。その点白鵬は10年60場所
務めて4.3%と横綱休場率の事実上のトップ
である。続くのが栃木山の6.3%である。1ケ
タはこの3力士のみである。
よく横綱在位場所数がとりあげられることが
ある。しかし、休場が多くても場所数にカウ
ントされる。これではいけない。そこで中身
を重視した横綱皆勤場所数を取り上げること
にした。白鵬の57場所が断然トップである。
続くのが北の湖の51場所である。横綱皆勤
場所数が50場所を超えている横綱は2人だけ
である。40場所超えが千代の富士の46場所、
大鵬の44場所である。栃木山は横綱在位14場
所中13場所皆勤である。
・横綱連続皆勤場所数
皆勤が連続となると簡単ではない。大鵬で
さえ16場所連続が最高である。ところが休ま
ない横綱北の湖が登場すると、43場所横綱
連続皆勤というとてつもない記録をうちたて
た。この記録は不滅かと思われたが、白鵬に
よって破られた。白鵬は新横綱の場所から
48場所連続皆勤という最高記録を樹立した。
白鵬は記録の更新王であった。
終わり
久々に王将へ行った。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑↑