大相撲

白鵬独走の元凶

2017年6月12日

五月場所は優勝争いらしい優勝争いがなく、
13日目を迎えて事実上の白鵬の優勝が決定的
だった。そして終わってみれば白鵬の独走で
あった。白鵬はここ5場所優勝がなく、しか
も不調であった。だから、優勝できるかどう
か定かでなかった。そういう意味で白鵬の
全勝優勝は予想外のことであった。事実、
序盤戦は自らのバランスを崩しながらの勝利
が複数あった。
170528千秋楽幕内 945
<38回目の優勝を達成した白鵬>

今は核となる強者がいなく、優勝は誰になる
かわからない状態である。勢いにのって13勝
以上あげると優勝につながる可能性はある。
それだけに優勝争いが独走しにくい状況で
あるはずだ。白鵬独走を許したのは誰か。

同じ横綱はどうか。稀勢の里は負傷をおして
の出場であり、最初から優勝をのぞめない
状態であった。鶴竜はひ弱さが目立ち、今年
に入って早くも2度目の休場である。大きな
期待がもちにくくなった。
170517四日目幕内 1193
<H29年五月 途中休場した稀勢の里>

調子がよかったのは日馬富士である。立ち
合いの鋭い突っ込みとスピード・集中力は
見事だった。それが11日目・13日目に御嶽海・
高安に負けた。御嶽海戦は相手に圧倒され、
踏み出しで敗れ、高安戦はあと一歩で詰めを
誤った。これでは調子をあげてきた白鵬には
勝てない。
170528千秋楽幕内 804
<H29年五月 白鵬、日馬富士に勝って
全勝優勝>

12勝と次点に終わった照ノ富士は何といって
も初日・2日目の連敗が痛かった。連敗した
ら優勝はできない、と言ったのはNHK解説
者だった神風氏である。照ノ富士はけっこう
もろ差しになられて苦戦したり、負けたり
する。とりこぼしをなくすことから始める
ことである。
170514初日幕内 585
<H29年五月 照ノ富士、遠藤に敗れる>

高安は優勝をねらうと口にしたが、五月場所
時点では優勝できる力はない。しかし、急速
に地力をつけており、いつ優勝しても不思議
ではない。

結局白鵬独走の元凶は他の3横綱にある。
横綱の待遇を受け、出場してきた以上いい
わけはできない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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