denkouriki

宇良 カモと苦手

2017/3/1  

三月場所、稀勢の里につぐ注目力士宇良が、 ついに入幕をはたした。十両5場所は長かっ たか短かったか。5場所間に1度負け越して いる。同期の北勝富士は先に入幕している。 この機会に宇良の十両時代をふり返 ...

玉鷲の出世街道

2017/2/28    

このところめきめき力をつけてきた力士に 玉鷲がいる。十一月場所で日馬富士と3大関 に勝ち、一月場所では鶴竜と2大関を倒す までに成長した。玉鷲はこれまで横綱・大関 を脅かすような存在ではなかった。玉鷲 ...

三月場所番付発表 不可解な稀勢の里の位置

2017/2/27    , ,

<先場所優勝した稀勢の里(右)> 新番付が発表された。先場所14勝で優勝した 稀勢の里は第4の横綱のポジションである。 なにゆえ、4勝の日馬富士、5勝の鶴竜より 下位におかれるのか。いやそれだけではな ...

横審誕生以前の横綱の昇進3

2017/2/26  

同じ出羽ノ海部屋の大錦が大関3場所、栃木 山が大関2場所で通過したのに対し、常ノ花 は8場所かかった。新大関の場所をケガで 全休したしたり、低迷期があったりした。 だが2度目の優勝のあと8勝2敗で横綱 ...

寺尾という四股名にこめられた思い

2017/2/25  

父・兄弟関取の先駆けは、父鶴ヶ嶺と井筒 3兄弟である。父はもろ差し名人で技能賞の 常連であった。井筒3兄弟は長男鶴嶺山・ 次男逆鉾、3男寺尾という相撲一家である。 また、母も2代目西ノ海の養女の養女な ...

横審誕生以前の横綱の昇進2

2017/2/24  

2代目西ノ海は大関在位13場所(7年)と 初優勝が認められ、大正5年春場所後横綱に 推挙された。相手の方屋には横綱太刀山・鳳 がいて、2代目西ノ海の方屋には横綱はいな かったが、1場所で解消された。2 ...

四股名のルーツ ○○里

2017/2/23  

時の人稀勢の里だが、最後に「里」がつく 四股名は、幕内では唯一人である。ある意味 珍しい四股名の分類に結果的になっている。 すぐ思いつく○○里の四股名は、同部屋の 兄弟子だった若の里、師匠だった隆の里 ...

横審誕生以前の横綱の昇進1

2017/2/22    

横綱審議委員会が誕生したのは、昭和25年 4月21日であった。横綱でいえば千代の山 からである。また、横綱昇進の基準ができた のは、昭和33年1月6日である。適用された のは、初代横綱若乃花以降である ...

相撲部屋紙一重の継承

2017/2/21  

相撲部屋の継承は必ずしもスムーズにいく とは限らない。ともすればお家騒動に発展 する恐れがある。引き継ぐといっても現代は 建物まではいかないケースもみられる。時の 人、稀勢の里の所属する部屋は田子ノ浦 ...

高安、御嶽海、正代の横綱・大関戦を検証

2017/2/20    

今、若くてまだまだ強くなる候補をあげると したら、高安、御嶽海、正代の3力士であろ う。まだ成長途上だが、期待は大きい。高安 は今月末に27歳、御嶽海は24歳、正代25歳で ある。一月場所大活躍だった ...

稀勢の里、横綱初土俵のカギは稽古

2017/2/19    ,

18日牛久市で行われた稀勢の里のパレードに、 5万が人集まったという。とてつもない人数 である。筆者が常磐線の牛久駅で下車した とき、明らかに稀勢の里のパレードが目的と ひと目でわかる方を何人も見かけ ...

稀勢の里、牛久で熱狂的パレード

2017/2/18  

2月18日、稀勢の里の故郷牛久でパレードが 行われるとあって早々と出かけた。牛久まで は遠い道のりだが、9時前には着いた。駅前 には稀勢の里の手形の記念碑がりっぱに飾ら れていた。横断幕やステッカー、 ...

知られざる?横綱の土俵入り

2017/2/17    

日本出身の横綱稀勢の里の誕生は、ブーム ともいえる大きな反響をおよぼしている。稀勢の里はこれまで3度土俵入りを行っている。明治神宮、トーナメント大会、福祉大相撲である。稀勢の里の横綱の土俵入りの型は雲 ...

好敵手差がつくとき 大鵬・柏戸

2017/2/16  

今、将来は大関、末は横綱という候補は、 正直あげにくい。大関まではいけるけれど、 横綱となると躊躇するのが本当のところで ある。ところが、大鵬、柏戸は関脇以下の ころから将来の横綱間違いなしというほど ...

大相撲冬の時代、大阪場所の人気度

2017/2/15    , ,

大阪場所のチケットが1日、いや数時間で 15日間分が売り切れた。驚異的なことである。 ただし、注釈がつく。ネットダフ屋・にわか ネットダフ屋が、買い占めていることが考え られるからだ。それにしても明治 ...

御嶽海・正代の出世街道

2017/2/14  

一月場所をわかした力士に学生出身の御嶽海 と正代がいる。今年活躍する力士として両 力士をあげる者がいるほどである。御嶽海と 正代はそもそもプロのスタートから違って いた。御嶽海は東洋大相撲部で学生横綱 ...

大関の負け越し

2017/2/13    

稀勢の里の大関31場所で優勝以外、たった 1回だけあったことがある。それは負け越し である。それも千秋楽の不戦敗によって決定 してしまった。また、琴将菊は連続負け越し で三月場所は関脇に陥落するが、大 ...

稀勢の里の優勝回数を予想する

2017/2/12    

福祉大相撲の力士インタビューに出演したの は、時の人稀勢の里であった。そこで、一月 場所の解説を休まざるを得なかった北の富士 さんの手紙が読まれた。北の富士さんは35歳 まで相撲を取って、優勝は15回 ...

稀勢の里の横綱昇進で失われたモノ

2017/2/11  

稀勢の里を6場所制最強の大関、6場所制 唯一の名大関と今まで称してきた。それが 思いもしない?横綱昇進で立ち消えになって しまった。稀勢の里は大関時代の成績は以下 である。 大関在位 31場所 勝率7 ...

大関陥落制度あれこれ

2017/2/10    

1年前優勝した琴奨菊が、一月場所で2場所 連続負け越すとは、誰が想像しただろうか。 十一月場所5勝10敗、一月場所5勝10敗と 大敗しての大関陥落が決定した。三月場所 10勝以上すれば、規定によって大 ...

4横綱のゆくすえ

2017/2/9    

稀勢の里の横綱昇進で久々に4横綱が勢ぞろ いする。しかし、賢明な読者は、4横綱時代がけして華麗な時代でないのにお気づきだと 思う。土俵の目撃者では、昨年「検証!4横 綱の時代」を、総括を含めて10回に ...

宇良11番勝負

2017/2/8  

一月場所の宇良は、惜しくも十両優勝に手が 届かなかったが、11勝をあげて入幕を決定的 にした。一月場所は稀勢の里の優勝で大いに 盛り上がった。その反面横綱、大関に休場者 が出て取組は寂しかった。しかし ...

白鵬の挫折

2017/2/7    ,

一月場所の白鵬は14日目に平幕の貴ノ岩に よもやの敗戦をきっし、稀勢の里の優勝が 自動的に決まってしまった。貴ノ岩は前頭 10枚目で13日目まで10勝3敗だが、上位戦は 小結の高安としか当たっていない ...

平成29年大阪場所チケット事情

2017/2/6    

2月5日は大阪場所のチケット販売日であっ た。1日たった今、販売状況は15日間完売で ある。驚異的なスピードという表現ですま ないほどの大相撲過熱人気である。これには 日本出身の横綱稀勢の里の誕生が大 ...

大相撲トーナメント最大の見所は稀勢の里

2017/2/5    ,

日本大相撲トーナメント第41回大会は、稀勢 の里の横綱昇進とともに、人気が加速し、 ついにはチケットが売り切れとなった。午前 11時開場ではあるが、すでに多くの方が集ま っていた。ただし、11時は開場 ...

新横綱の通信簿

2017/2/4  

稀勢の里が横綱に正式に決定してから11日が 経過した。三月場所まで5週間となった。 この5週間で横綱としての稽古をしなければ、 好成績は残せない。稽古量、対戦相手、質。 質とは何を強化するか、何を身に ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績8

2017/2/3    

横綱の6場所連続(1年間)好成績は最終章 を迎えた。ここでは現役も登場する。 朝青龍は優勝25回、7連覇など数々の記録を つくり、時代を築いた。1年間の成績では どんな数字をあげたか。最初に72勝以上 ...

時天空あの日あの時

2017/2/2  

1月31日まさかの訃報が入ってきた。元小結 時天空の間垣親方が37歳の若さで亡くなら れた。血液のがんである悪性リンパ種との ことである。土俵は平成27年九月場所を最後 に休場が続き、最後は三段目まで ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績7

2017/2/1  

ここでは曙、貴乃花、若乃花という同期が 登場する。先行したのは曙である。最初に 横綱に昇進した。曙が最初に1年間72勝以上 の成績をあげたのは、大関3場所、横綱3場 所のときである。成績は72勝18敗 ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績6

2017/1/31  

このテーマは、昨年12月23日以来の再開で ある。この間一月場所の番付に関すること、 場所の展望、本場所、稀勢の里の横綱昇進と 続いた。そのため初めてご覧になる方、お忘 れの方は以下をクリックしていた ...

稀勢の里に立ちふさがる力士

2017/1/30    ,

昨年の三月場所から今年の一月場所までの 1年間、稀勢の里は74勝16敗と堂々たる成績 をあげた。時の最強者としての立場を築いた。 師匠の隆の里は新横綱の場所、15戦全勝優勝 を達成している。全勝は別と ...

稀勢の里、大関時代の位置づけ

2017/1/29    

これまで稀勢の里のことを6場所制最強大関 と称してきた。1場所平均10勝以上あげた 大関は稀勢の里だけだった。しかし、稀勢の 里は横綱に昇進して、大関ではなくなった。 過去のものになった。しかし、横綱 ...

稀勢の里横綱昇進、その成績

2017/1/28    

19年ぶりの日本出身の横綱誕生に熱狂は留ま るところを知らない。これまで稀勢の里は、 成績は十分だが、優勝がなかった。一気に 優勝を決めたことで即横綱昇進が決定した。 連続優勝ではないが、連続優勝した ...

異例のなかの稀勢の里の土俵入り

2017/1/27  

稀勢の里フィーバーは止まらない。今日明治 神宮でのお披露目土俵入りをメディアが流し た影響も加わって、大勢の方が駆けつけた。 明治神宮サイドは横綱の土俵入りを見に来た 方を拝殿前の広場の外に並ばせた。 ...

優勝稀勢の里 血涙14番勝負

2017/1/26    ,

これまで稀勢の里の取組グラフは相撲内容を 採点したケースが多かった。実は千秋楽稀勢 の里と白鵬の決戦になった場合は、両者の 相撲内容を徹底比較する企画を想定していた。 白鵬が14日目に負けて幻となって ...

3つのジンクスに挑む稀勢の里

2017/1/25  

今日正式に稀勢の里の横綱が決定した。伝達 式は通常部屋で行うが、手狭ということで ホテルになった。ホテルといっても都内の 高級ホテルというだけで明らかにしていない。 ある相撲ファンは言う。「ファンの祝 ...

稀勢の里栄光のグラフ

2017/1/24  

一月場所の優勝者、稀勢の里は賜杯をはじめ 20の表彰を受けた。そのうち海外がフランス など8つある。テレビではNHK金杯まで 放送されていた。稀勢の里の栄光を主な表彰 を未放送分も含め、いくつか紹介し ...

平成29年一月場所総評

2017/1/23    ,

★15日間満員札止めの盛況だった 前売りが売り切れたのが発売初日から3週間 ほどだから驚異的な人気である。場所は15日 間満員札止めとなるほど盛況だった。ただ、 ネットで高値販売するネットダフ屋及びに ...

■初 千秋楽 時の最強者となった稀勢の里

2017/1/22    

すでに優勝者は決まったが、千秋楽の着目点 は白鵬対稀勢の里以外にない。昨年(平成28 年)三月場所、五月場所、稀勢の里は13勝と いう好成績をあげながらも、白鵬という壁に 阻まれ、優勝を逃してきた。 ...

■初 14日目 遅れて来た男、稀勢の里が念願の初優勝

2017/1/21    

14日目、優勝を争う横綱と大関の対戦相手は 平幕という異例のなか、波乱が起きた。1敗 稀勢の里が危なげなく逸ノ城に勝った。ここ までは順当である。しかし、2敗白鵬は貴ノ 岩にいいところなく敗れ、その瞬 ...

■初 13日目 次々と消える対戦相手

2017/1/20    ,

13日目は各段の優勝に関る取組が組まれる。 取組開始は10時35分頃と思い、国技館に10時 20分に着いた。しかし、実際の取組開始は 力士数や休場者の影響か、10時50分であった。 取組開始前に一緒に ...

■初 12日目 工夫なき取組

2017/1/19    

鶴竜の休場は鶴竜個人の問題では済まなかっ た。取組編成に大きな支障を及ぼす結果と なった。12日目が突然横綱・大関リーグ戦が 皆無になったのである。本来なら鶴竜対照ノ 富士、白鵬対琴奨菊が組まれるはず ...

■初 11日目 櫛の歯が欠けた場所の光

2017/1/18    

11日目、この日は場所の予想、今年の10大 ニュースでお馴染みのKW氏と共に観戦した。 15日間満員御礼札止めという好況とは裏腹に、 横綱鶴竜が今日から休場した。これで2横綱 休場、大関照ノ富士、琴奨 ...

■初 10日目 終盤戦への懸念

2017/1/17    ,

このところ相撲内容がもう一つの稀勢の里。 今日は照ノ富士相手にじりじり攻めて1敗を 守った。相撲が乱れている白鵬は、勢相手に 離れて取ったが、なんとかさばいて連敗を 止めた。両力士に共通しているのは、 ...

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■初 9日目 暗雲漂う優勝争い

2017/1/16    

稀勢の里がカド番で2勝6敗の琴奨菊によも やの一方的敗北。稀勢の里は立ち上がるや 何をしたいのかまるでわからない状態だった。 棒立ちのままでいるうちに琴奨菊の上手を 取れないがぶり寄りに後退。足が俵に ...

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■初 8日目 優勝戦線に異変あり

2017/1/15    

勝負に絶対はない。まして大相撲は一番相撲 である。3本勝負ではない。全勝白鵬が、 1勝しかしていない、しかも上位初挑戦の 荒鷲に負けるとは、誰が想像できただろうか。 荒鷲の勝因は立ち合い変わり気味の四 ...

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■初 7日目 大関の終焉

2017/1/14    

好調稀勢の里は、不調栃煌山をまったく問題 にしなかった。6場所制最強の大関稀勢の里 は先場所で大関30場所を迎えた。318勝132敗 (1不戦敗あり)で勝率は7割7厘である。 1場所10.6勝である。 ...

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■初 6日目 稀勢の里の今後

2017/1/13    ,

稀勢の里の今日の対戦相手は先場所苦杯を なめた正代である。正代右差し、稀勢の里 左差しの争いである。両者立ち上がり、予想 通りの展開となった。だが、稀勢の里はいつ もの稀勢の里ではなかった。左からの突 ...

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■初 5日目 崩れつつある優勝争い

2017/1/12    ,

22勝13敗。これは横綱・大関の5日目までの 成績である。よくもここまで負けたものだ、 という印象である。これでは15日間満員札止 めになるほど国技館に足を運んでくれるお客 さんに応えられる数字ではな ...

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■初 4日目 正代、御嶽海どちらが出世する

2017/1/11    

正代は寄り立てる琴奨菊相手に土俵を回り こんで、琴奨菊の攻めをしのぐ。もろ差しの 体勢に成功すると、反撃に転じて寄り切った。 御嶽海は横綱鶴竜に怒涛の圧力。鶴竜がまわ り込むも最後は出足で圧勝した。御 ...

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■初 3日目 大相撲雑感

2017/1/10    ,

平日初の日の満員札止めは、事前に予想され ていたとはいえ驚異的なことである。発売 3週間くらいで既に前売りがなくなっていた。 今場所の15日間満員御礼は確実である。大相 撲冬の時代にこんななぞなぞがあ ...

■初 2日目 玉鷲戦でみせた稀勢の里の破壊力

2017/1/9  

今日、目にとまったのは結びの一番で日馬 富士を倒した御嶽海ではない。めきめき地力 をつけてきた玉鷲を倒した稀勢の里である。 稀勢の里が玉鷲戦でみせたのは爆発力だった。 一気に玉鷲を土俵外にもっていった ...

■初 初日 時間がかかりそうな新旧交代

2017/1/8    ,

昨年同様、初日は天覧相撲となった。木戸を 通ると手荷物検査と金属探知機のようなとこ ろをくぐることになった。御前掛かり土俵 入りが見られるか、いや午後5時の幕内後半 からになるとのことだった。バブルを ...

どうなる一月場所の優勝争い

2017/1/7    , ,

昨年は5人の優勝者が出た。場所前からの 予想通りになったのは白鵬くらいである。 明日から始まる一月場所はどうか。優勝の 条件としてあげられるのは、次の3つである。 第一に取りこぼしを少なくする。第二に ...

明治神宮奉納土俵入りグラフ

2017/1/6    

本場所は奇数月の第2日曜が初日である。 カレンダー上8日から14日までが初日になり えるわけである。一月場所は最も早い日の 8日になった。新春恒例の明治神宮での奉納 土俵入りが正月明けあわただしい日程 ...

横綱・大関に挑む10人のサムライ

2017/1/5    

8日から始まる一月場所、東関脇玉鷲から東 3枚目隠岐の海までが横綱・大関7人(場合 によっては6人)に挑む。上位に休場が出る と西3枚目勢も入ってくる。休場者が出なく ても同部屋対戦せずで、先場所の正 ...

今年はどうなる 豪栄道・琴奨菊

2017/1/4    ,

琴奨菊と豪栄道は、昨年ともに日本中を熱狂 させる初優勝を飾った。琴奨菊は10年ぶり 日本出身力士としてビッグニュースになった。 これが引き金となって、稀勢の里が連続13勝 をあげ、秋には豪栄道が全勝優 ...

今年はどうなる 鶴竜・日馬富士

2017/1/3    , ,

鶴竜は白鵬と同じ年の生まれである。白鵬が 若くして横綱になったのに比べ、遅れてきた 横綱といえる。十一月場所の優勝は予想外で あったが、本人にとっては意味のある優勝で あった。それは横綱になって初めて ...

今年はどうなる 今までと違う稀勢の里を示せるか

2017/1/2    

稀勢の里は昨年、13勝2回、12勝2回、10勝、 9勝で年間69勝をあげた。これは平成25年の 68勝を超える自己新記録であった。25歳から 26歳にかけての記録を29歳から30歳で更新 したのである ...

今年はどうなる 白鵬復活優勝のキーポイント

2017/1/1    

明けましておめでとうございます。今年は どうなる白鵬編をお届けします。白鵬といえ ば魁皇の最高通算勝利1047勝超えの話題も ありますが、これは時間の問題であり、数字 の積み重ねで減ることはないため、 ...

今年1年ご愛読ありがとうございました

2016/12/31  

今年(平成28年)1年ご愛読誠にありがとう ございました。昨年(平成27年)よりPVが 約2.5倍という結果を得られたのもご愛読いた だいた皆様のおかげです。場所のある奇数月 では11月が最高のPVで ...

続 平成28年の土俵の目撃者を振り返って

2016/12/30    

今年、相撲の技をテーマに連載していました。 決まり手ではなく、決め手を中心にわかり やすい分類にと思っていました。相撲の技は 相手に圧力をかけることから始まります。 そういう意味で反り技というのは相撲 ...

平成28年の土俵の目撃者を振り返って

2016/12/29    

今年も早いもので残すところ2日強となりました。今年の土俵の目撃者は346のテーマ に取り組んできました。1年間を通すと以下 になります(12月は31日まで綴ったとして)。 1月 29 2月 25 3月 ...

春日山論争

2016/12/28  

新番付の発表とともに知らされたことがある。 それは元濱錦の春日山が年寄名跡証書を示せ なかったことである。来年の1月16日までに 株の保持者元春日富士との和解協議が成立し なければ退職するというのであ ...

貴景勝の出世街道

2016/12/27  

一月場所新入幕を果たした力士に佐藤改め 貴景勝がいる。本名佐藤貴信、兵庫県芦屋市 出身、貴乃花部屋、173センチ、160キロ。 突き押しのパワー相撲である。両親が貴信と 名づけたことからもわかる通り貴 ...

一月場所の番付上位クラスと注目点

2016/12/26  

年の瀬に新番付が発表された。横綱・大関に 休場がなければ、横綱・大関の対戦範囲は 前頭東3枚目隠岐の海までである。ここまで が幕内上位クラスである。同部屋のため、 日馬富士、照ノ富士、稀勢の里は西3枚 ...

力士数の推移と下位力士考

2016/12/25  

観客数は増えているが、力士志願者は増え ないといわれている。相撲100年の大系を考え ると憂慮すべき状況である。ここ2年の力士 数の推移は以下である。これは番付に載った 力士数である。付け出しや番付外 ...

立浪-時津風のいきさつ

2016/12/24  

元大翔山の追手風が伊勢ヶ濱一門を脱退して、 時津風一門に移籍するとのニュースが報道 された。考え方に相違があるという理由だが、 具体的なことには触れていない。そもそも 一門は政党ではないのだから、同じ ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績5

2016/12/23  

優勝31回、53連勝の大横綱千代の富士は、 意外と数字が伸び悩む一面があった。それは 1年間の成績である。72勝以上の成績は、 15場所で輪島以下である。連続72勝以上は わずか4場所で並み以下である ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績4

2016/12/22  

輪島の相撲が安定してきたのは昭和47年九月 場所の関脇からである。そこから1年間の 関脇1場所、大関4場所、横綱1場所で、 74勝16敗の成績をあげた。さらに8場所連続72勝以上の成績を続けた。昭和4 ...

平成28年大相撲10大ニュース2位・1位

2016/12/21  

■2位 琴奨菊10年ぶりの日本出身力士の優勝 一月場所、日本出身力士琴奨菊の優勝は、 栃東以来実に10年ぶりになる。大いに盛り 上がった琴奨菊の優勝は、スポーツニュース だけでなく一般のニュースでも大 ...

平成28年大相撲10大ニュース4位・3位

2016/12/20    ,

■4位 稀勢の里優勝なしで年間最多勝 9勝 13勝次点、13勝次点、12勝次点、10勝、 12勝次点で稀勢の里が69勝21敗で年間最多勝 を初めて獲得した。優勝なしでの受賞は年6 場所制となった昭和3 ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績3

2016/12/19  

北の富士は燃える要素があるときは強い。 九重(元千代の山)部屋が出羽海から破門 独立した直後の場所で初優勝した。次に北の 富士を燃えさせたのは、新大関清国の初優勝 である。「清国一人に甘い汁は吸わせな ...

平成28年大相撲10大ニュース6位・5位

2016/12/18    

■6位 白鵬が驚異的スピードで通算1000勝を達成 白鵬が十一月場所3日目魁聖を倒し、通算 1000勝を達成。千代の富士、魁皇に続く3人 目の快挙であった。同時にそのスピードも すばらしい。これは白鵬 ...

平成28年大相撲10大ニュース8位・7位

2016/12/17    ,

■8位 八角理事長再選で執行部新体制 昨年の11月20日本場所13日目、北の湖理事長 は、62歳の若さで急逝した。現役の理事長 逝去後は八角理事(元北勝海)が理事長代行 としてリーダーシップを発揮して ...

平成28年大相撲10大ニュース10位・9位

2016/12/16    ,

■10位 1年間で優勝力士が5人 一月場所の琴奨菊、三月場所・五月場所の 白鵬、七月場所の日馬富士、九月場所の豪栄 道、十一場所の鶴竜と今年1年は優勝力士が 5人という賑やかな1年となった。今年は 白 ...

平成28年大相撲10大ニュース 前文

2016/12/15  

今年も大相撲界のニュースをふり返る時期が 到来した。主だったニュースは土俵外にも あったし、予期しないニュースも出てきた。 そんななか、好角家・相撲通のM氏・S氏・ T氏・A氏・H氏さらにKW氏に加わ ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績2

2016/12/14  

6場所制の申し子大鵬の出現は、将来横綱に なるのが間違いないほどの逸材であった。 入幕した場所に優勝し、大関に昇進した。 しかし、大関で連続優勝し、新横綱で優勝 しても1場所平均12勝となる1年間72 ...

横綱の6場所連続(1年間)好成績1

2016/12/13  

今年の年間最多勝は稀勢の里の69勝21敗だっ た。これは一月場所から十一月場所までの 成績だが、1年の最初をいつにもってきても いいわけで、五月場所から三月場所、九月 場所から七月場所も1年間に変わり ...

大相撲ナイター興行2

2016/12/12  

お客さんの入りが悪いとナイター興行という 視点がどうしても出てくる。再び専門誌「大 相撲」(読売新聞社刊)7月号「幕内全力士 が考える大相撲再建案」に目を向けてみよう。 -ナイター制、宣伝の方法、立ち ...

大相撲ナイター興行1

2016/12/11  

プロ野球、プロボクシング、プロレスなどの プロスポーツは、平日はナイターでおこなわ れる。いうまでもなく、仕事帰りのサラリー マンをはじめ勤労者などがターゲットである。 実は大相撲もたった1度だけナイ ...

大相撲不人気時代 力士はこう考えた

2016/12/10  

今、大相撲は好況である。好況のときはけし て考えることはないが、これがひとたびお客 さんの入りが悪くなるとそうはいかない。 あれこれ思考して大相撲が人気スポーツに なる方策を考える。大相撲冬の時代は1 ...

発売1週間のチケット事情

2016/12/9    

12月3日のチケット発売日から今日で1週間 が経過した。土日祝日及び12日目、13日目は 売切れである。1月は他のプロスポーツが 少ないせいか人気があるのが、これまでで あった。その反面、雪国の方は雪 ...

石浦10番勝負

2016/12/8  

十一月場所を盛り上げた一人に石浦がいる。 173センチ、114キロと小兵中の小兵である。 10勝をあげ、敢闘賞を受賞した。石浦は十両 10場所で最高は9勝である。それが入幕した とたん、予想以上の活躍 ...

学生出身力士比較論

2016/12/7  

連続2ケタの成績をあげた高安は、十一月場 所負け越し、大関は振り出しに戻った。変わ って浮上してきそうなのが、正代であり、 御嶽海である。学生出身の2人への期待は 大きい。まだ、正代は入幕1年であり、 ...

師匠交代のとき

2016/12/6  

春日山部屋の部屋閉鎖問題はこれまで述べて きた(以下クリックして参照)。 春日山問題をめぐる7つの疑問1 春日山問題をめぐる7つの疑問2 元春日山部屋の水口、萬華城ら力士12人が 引退することになった ...

稀勢の里の15日間を採点する

2016/12/5    ,

十一月場所、稀勢の里は次点の12勝3敗の 成績であった。初めて3横綱を撃破すると いう快挙を成し遂げた。その一方で平幕に 3敗するという不可思議な面をみせている。 稀勢の里がもつ二面性としかいいようが ...

一貫性がなかった取組編成

2016/12/4  

十一月場所は鶴竜の優勝で幕を閉じた。その 裏でオヤッと思うことがあった。その正体は 以下の星取り表から読み取れる。 千秋楽にこう書いた。 千秋楽、稀勢の里対琴奨菊の大関戦が組まれ なかったのは異例であ ...

一月場所のチケット事情

2016/12/3    

前日の2日は整理券の配布日だった。会社へ 遅れないための配慮か、朝7時から配布開始 である。国技館窓口でしか発売していない 自由席通し券がなくなり、並ぶ列はどのくら い減ったかと思い、自分の目で確かめ ...

鶴竜 栄光と戦いのグラフ

2016/12/2    ,

鶴竜の久々の優勝は、鶴竜ファンを熱狂させ た。3度目の優勝は、取りこぼしはなく、横綱戦を制して堂々たる14勝1敗の成績だった。 先行逃げ切り型の優勝で、唯一の1敗はガチンコ稀勢の里のパワーに負けたもの ...

今年の年間勝利ランキング

2016/12/1    ,

納めの十一月場所が終わり、平成28年の大相 撲は終了した。今年1年、各力士はどのよう な成績を残したか。前半勢いがあったが、 後半伸び悩んだり、その逆、あるいは最後 まで浮上することはなったりと様々な ...

十一月場所総評

2016/11/30    ,

★場所の相撲人気をどうみるか 満員御礼が出なかったのは2日間だけだから、 よく入ったといえる。ただし、客席がずいぶんプレス用などでつぶされている。今回は新たに大型のブースが設けられていた。こんなに多く ...

■福岡千秋楽 明暗を分けたモノ

2016/11/29    ,

鶴竜が日馬富士との横綱戦を制して、14勝 1敗の堂々たる成績で優勝した。鶴竜が横綱 に昇進して16場所目のことであった。今年 1年間優勝争いをすることができず、存在 価値を問われかねなかったが、見事脱 ...

■福岡14日目 優勝とともに決まったコト

2016/11/29    ,

展開は思わぬ方向に動いた。日馬富士が制限 時間を勘違いするハプニングがあった。日馬 富士対白鵬戦は予想を覆し、日馬富士が果敢 に出るも、白鵬の動き勝ちとなった。日馬 富士は3敗で自力優勝はなくなった。 ...

■福岡13日目 大関の限界

2016/11/29    ,

13日目から横綱戦が始まるが、なぜか緊張感 は薄い。緊張感があるのは日馬富士対豪栄道 戦、稀勢の里対栃ノ心戦である。栃ノ心は 先場所、変化で稀勢の里をくだしているが、 今場所の稀勢の里なら大丈夫だろう ...

■福岡12日目 稀勢の里にまさかの線

2016/11/28  

1敗日馬富士対2敗稀勢の里のサバイバル戦 が今日の焦点。七月場所では優勝決戦で、 日馬富士の素早い踏み込みと食い下がりに 完敗した稀勢の里。今日はあのときのリベ ンジに燃えても不思議ではない。それでも ...

■福岡11日目 パワー、うまさをねじ伏せる

2016/11/28  

ある鶴竜ファンの動きは俊敏である。初日 観戦しているが、鶴竜が優勝するようなら 再び福岡入りするというのである。特に11日 目組まれた全勝鶴竜対2敗稀勢の里戦に勝つ ことがあれば濃厚だというのである。 ...

■福岡10日目白鵬、稀勢の里に63連勝でストップ再現相撲

2016/11/28    ,

10日目はどうも一方的な相撲が目立った。 同時に九州出身の関取がほとんど負けた。 厄日か天中殺か。もっとも鹿児島から1日 観戦に来た方によると博多まで駅から駅まで 2時間かかると聞いた。2時間といえば ...

殊勲賞の中身3【昭和25年夏~昭和28年秋】

2016/11/22  

▼11月27日用 これまで殊勲賞の中身を書いてきて、傾向は 見えてきたように思うのでここでは、注釈 のみを表記する。 昭和26年秋場所はどうひいき目にみても栃錦 のほうが殊勲の内容は上である。しかし、 ...

平成21年十一月場所グラフ

2016/11/22    ,

▼11月26日用 白鵬が年間86勝と驚異的数値をあげたのは、 平成21年であった。納めの十一月場所は全勝 優勝を達成している。独走で12回目の優勝で あった。横綱は白鵬と朝青龍、大関は琴欧洲、 琴光喜 ...

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