七月場所は久々に横綱同士で優勝を争った。
鶴竜が白鵬との直接対決を制し、6回目の
優勝を飾った。白鵬は次点に終わった。七月
場所は両横綱健在を示した場所と言える。
ただ、これが、今後も続くかというといさ
さか見通せなくなる。
白鵬は34歳であり、鶴竜も間もなく34歳に
なる。白鵬は昨年4度休場し、今年2度休場
している。鶴竜は昨年2度休場し、今年に
はいっても1度休場している。つまり、両
横綱は出場と休場を繰り返して現状を保って
いるといえなくもない。
<賜杯を受ける鶴竜>
横綱は優勝したから、当分安泰とはいいきれ
ない。栃錦は優勝-次点の翌場所初日から
2連敗して突然引退した。佐田の山は連続
優勝直後に引退した。大鵬は優勝2場所後に
引退した。晩年の横綱の優勝は必ずしも安泰
でないのである。
ただし、今の鶴竜・白鵬はすぐに引退でき
ない事情を抱えている。親方として協会に
残るためには、日本国籍が必要であるから
だ。現在手続きがどこまで進んだかは定か
ではない。確定するまでは、出場と休場の
なかで生き残りをはかるであろう。
深刻なのは白鵬・鶴竜が引退したあと、横綱
候補がいるのかという点である。横綱候補は
本来なら大関のなかにいなくてはならないが、
現実はお寒い限りである。そういう意味でも
鶴竜と白鵬には当分の間横綱を務めていただ
かないと困った事態に陥るのである。
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