大相撲

■名古屋初日朝乃山の勝因は圧力&白鵬戦はどうなる

2019年7月7日

先場所朝乃山が対戦した栃ノ心は関脇であっ
た。朝乃山が唯一対戦している大関・横綱が
大関豪栄道である。過去の対戦成績は1勝
1敗。先場所朝乃山が勝ったシーンは記憶に
新しいので覚えている方もおられよう。食い
下がれば豪栄道、胸を合わせれば朝乃山と
いう予想はできるが、実際の相撲は別の要素
で勝負が決まった。

それは一言で言うと「圧力」である。朝乃山
の前に出る圧力に豪栄道は負けた。それは
差し手がどうした、上手の取る位置はどうだ
った、といった技術的なことではなかった。
朝乃山の前に出る強さと、豪栄道の後退する
弱さが勝負を決めた、といっても過言では
ない。

休場明けの白鵬は阿炎を相手にずるずる後退
さえしなければ、いける。という見方であっ
た。相撲は四つにならずとも、白鵬は動き
ながらさばき、バランスがくずれかけた阿炎
をはたき込んだ。2日目は結びで朝乃山を
むかえる。

朝乃山は四つ相撲相手だと力が出る傾向が
ある。そういう意味では、白鵬も油断はでき
ない。ただ、場所前の三番稽古では、白鵬は
最初の一番こそ押し出されたが、その後は
右張り手からの上手投げを繰り出した。朝乃
山が脳震とうからかすぐには起き上がれない
場面があったという。稽古は白鵬が圧倒した。

序盤で朝乃山と顔が合うのは、白鵬にとって
想定内であろう。稽古場で張り手をだしたの
は、その布石と思われる。その結果、朝乃山
が白鵬にひるむことがあり得れば、白鵬は
勝負を有利にもちこめる。一方朝乃山は初日
の勝利に気をよくし、張り手にひるむこと
なく、前へ出る相撲に徹すると面白い展開に
なる。

【大相撲写真館】

190520九日目南門 107
<元稀勢の里の荒磯親方>

お茶漬けをたべました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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