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2019年七月場所の視点

カド番貴景勝の休場はやはり寂しい。本人は
出場する意向だったが、師匠である千賀ノ浦
(元隆三杉)が止め、説得によって休場が
決定した。そこには一時のために貴景勝の
将来を奪ってはいけない。力士人生はまだ
これからなのだから、ケガを治すことを優先
させたわけである。長い目でみるとやむを
得ないし、北の富士さんは適切だったと評価
している。
190501力士会 429
<貴景勝>
優勝はこの1年間で4場所が初優勝である。
第一人者の白鵬は休場がちで、絶対的強者で
なくなっていることが起因している。ただ
初優勝力士は誰も2回目の優勝を達成でき
ないでいる。朝乃山は先場所優勝したばかり
だが、今場所が上位初挑戦であり、急速な
成長は年6場所での短期間では難しいと考え
るのが自然。優勝は、白鵬が抜けているが、
それでも勝ち進めばという条件つきである。
鶴竜は腰痛で多くを期待できない状態である。
190511初日前日 053
<御嶽海(左)と栃ノ心>

大関陣は未知数である。強さともろさが同居
している。豪栄道、高安、栃ノ心と3人いる
のだから一人くらい優勝争いに加わっていた
だきたいが、期待はずれに終わる恐れがある。
むしろ御嶽海あたりが奮起して、1年前を
再現して、優勝争いに加わったほうが展開
としては興味深い。関脇の強い場所は面白い
という。
阿炎・竜電の新小結はどこまでやれるか。
上位戦はまだまだ場数が足りないが、思い
切った相撲で上位をかく乱することである。
最近は闘志あふれる相撲が乏しいだけに、
2人の相撲に期待がかかる。
190520九日目南門 167190520九日目南門 218
<阿炎>           <竜電>

新入幕貴源治は幕内最年少力士である。いさ
さか十両時代が長かったが、先場所優勝して
いるだけに、勢いにのれば2ケタ勝利はあり
得る。若さあふれる相撲が期待できる。貴重
な技の相撲炎鵬は入幕2場所目にはいる。
先場所は惜しくも負け越したが、今場所こそ
勝ち越して技能賞へつなげる炎鵬を見たい。
190520九日目南門 005
<貴源治>

長い戦いが名古屋の地で、7日から始まろう
としている。

先場所の大相撲中継の録画を削除しました。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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