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不可解なチケット発売日

今年(2019年)の十一月場所のチケット発売
日が変更された。すでにご存知の方もいると
思うが、9月14日土曜からになった。通常は
10月上旬の土曜である。これは10月、消費税
が8%から10%にアップする予定なので、
それを避けるための日程変更かと思っていた。
福岡
<2018年十一月場所案内>

ところが、来年は9月19日土曜、令和3年も
9月18日土曜だというのである。これは言う
までもなく九月場所7日目の本場所中である。
つまり、十一月場所の前売り開始は今後、
九月場所中になる見通しなのである。
以前モンゴル巡業を実現するため、朝青龍が
本場所中に力士に働きかけたとき、北の湖
理事長は「本場所中は本場所に集中するよう
に」と、たしなめた。これは力士だけでは
ない。大相撲ファンだって、本場所中は本場
所に集中したいのが本音である。それを本場
所中に翌場所のチケットを販売するなど理解
できない。これにはどんな狙い、メリットが
あるというのか。
名古屋A
<2018年七月場所案内>

本場所中の翌場所のチケット発売開始といえば
長年七月場所がそうであった。以前は五月
場所の5日目であったが、近年は12日目に
変更になって久しい。これも同様の理由で
容認し難かった。だが、七月場所は相撲協会
と中日新聞の共催だから、中日新聞の意向も
あり、6月発売が難しいのかなと思っていた。
ところが、来年は五月場所14日目に発売開始
なのである。令和3年も同様である。14日目
といえばトーナメントでいえば準決勝である。
こんな大事な日に翌場所のチケット発売開始
なんて理解不能である。
七月場所A
<2019年七月場所案内>

チケットに関しては発売日だけでなく、購入
方法、席が選べない、アナログでしか買え
ない、ネットダフ屋をなんとかしてほしい、
年間通し券の発売、椅子席の一定数の当日
売りなどファンの声を聞くべき時期にきて
ないだろうか。相撲協会はこれまで和装デー
や親方と記念撮影などさまざまなファンサー
ビスを行ってきた。チケットに関してだけが
蚊帳の外であってはいけない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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