大相撲

優勝争いに加われるか否かで決まる鶴竜の存在感

2019年7月4日

先場所横綱鶴竜は11勝4敗に終わった。優勝
次点である。これだけ見るのなら特に問題は
ないように思われる。しかし、実際は14日目
に平幕朝乃山に優勝を決定される、という
横綱の面目丸つぶれの結果であった。第一人
者の横綱白鵬は休場、大関は未知数のなか、
鶴竜が優勝しなくて誰が優勝するのか、と
いう状況だった。
190511初日前日 116
鶴竜に不運な点があったとしたら、優勝した
朝乃山との直接対決がなかったことである。
成績によっては、審判部は千秋楽に対戦を
組む意向だったようだが、そもそも、こんな
時点で組ませること事態がおかしい。もっと
早い時点で組ませることは十分にできたはず
である。取組編成は審判部のお粗末さ、知恵
のなさを露呈するだけで醜態をさらした。
190512初日幕内 1762
鶴竜の優勝がなかったことで、これで1年間
優勝なしとなったしまった。鶴竜の横綱勝率
は現時点において6割9分7厘で、1場所
10.5勝である。休場は128で多い。不戦敗7を
加えると休場率は29%になる。鶴竜の横綱
在位は先場所までで、日馬富士と同じ31場所
である。日馬富士は横綱勝率7割2部7厘、
横綱休場率は16.6%である。

ただ、鶴竜は晩年にはいっており、多くを
期待できないという見方がある。確かにここ
1年は36勝21敗33休である。成績は不振で
あるし、休場も多い。皆勤は半分の3場所で
ある。年齢は33歳になった。好材料は確かに
ない。
190526千秋楽幕内 1254
<2019年5月 豪栄道を寄り切った鶴竜>

鶴竜は引退後、協会に残る意向をもっている
ようである。既に帰化申請をすませている
という報道もある。白鵬ほどはっきりした
カタチで伝わっていないだけに、真偽ははっ
きりしないが、あっても不思議ではない

それよりも現役である以上、横綱として出場
する以上、七月場所は優勝争いに加わり、
ぜひとも存在感を示していただきたい。かつ
て4人いた横綱は今2人しかいないのだから。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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