大相撲

カド番貴景勝、不安のなかの戦い

2019年7月2日

新大関早々休場となった貴景勝。出だしで
躓くのはなんともいやな感じである。まして
貴景勝の場合は途中出場し、碧山に負けると
あっさり再休場ではいささか中途半端であっ
た。醜態であった。押し相撲というのは波に
のると突っ走るが、勢いが止まると苦戦に
陥る傾向がある。

貴景勝はニ所一門の連合稽古に参加せず、
下の力士相手の調整に終わった。このあたり
にも不安を感じさせる。そもそも稽古は日々
の積み重ねであって、名古屋入りしてからが
稽古ではない。名古屋で本格的な稽古ができ
なかった貴景勝には、それ以前に十分な稽古
ができていたのか。不安材料しかみえてこな
い。一部のメディアには休場もあるのでは、
という見方がある。
181226赤ちゃん抱っこ 523
<手前貴景勝>

こう見てくると出場しても貴景勝の苦戦は
まぬがれそうもない。白星は良薬というが、
貴景勝の場合簡単ではない。貴景勝は稽古
不十分のなかでの戦いが待ちうけている。
それでは貴景勝の対戦圏内の力士の対戦成績
をみていこう。

横綱・大関 
鶴竜 1勝3敗
白鵬 1勝4敗
豪栄道3勝7敗
高安 3勝6敗
栃ノ心6勝2敗
 
栃ノ心以外には分が悪い。特に2横綱の1勝
は絶好調のときだけに、今場所は分が悪そう。
高安には数字以上に迫っているが、豪栄道
にはやはり分が悪い。貴景勝が序盤、中盤と
調子をあげていけば面白い対戦となるが、
悪戦苦闘では横綱・大関戦は期待できない。
190319十日目幕内 1408
<2019年3月 鶴竜を倒した貴景勝>
関脇・小結
御嶽海4勝7敗
玉鷲 6勝4敗
阿炎 1勝
竜電 1勝

御嶽海にも分が悪い。5連敗中だったのを
先場所止めたが、負傷して休場することに
なった。七月場所もやりにくい相手である。
玉鷲には勝ち越しているが油断できない。
後退したり、揺さぶられたりするとピンチで
ある。阿炎、竜電には確実に勝っておきたい
ところである。
190515四日目幕内 817
<2019年5月 御嶽海戦で負傷>

平幕上位
朝乃山2勝1敗
北勝富士6勝3敗
碧山 3勝1敗
遠藤 2勝1敗
正代 6勝2敗
大栄翔2勝1敗

平幕上位には勝ち越している。貴景勝として
は全勝でいきたいところである。ここで取り
こぼすようだと苦しい展開になる恐れがある。

稽古十分とはいえないなかで、貴景勝はどん
な相撲を見せられるのか。猛暑の名古屋で吉
とでるか凶とでるか、貴景勝の戦いが始ま
らんとしている。

絵の整理をしました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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