新大関早々休場となった貴景勝。出だしで
躓くのはなんともいやな感じである。まして
貴景勝の場合は途中出場し、碧山に負けると
あっさり再休場ではいささか中途半端であっ
た。醜態であった。押し相撲というのは波に
のると突っ走るが、勢いが止まると苦戦に
陥る傾向がある。
貴景勝はニ所一門の連合稽古に参加せず、
下の力士相手の調整に終わった。このあたり
にも不安を感じさせる。そもそも稽古は日々
の積み重ねであって、名古屋入りしてからが
稽古ではない。名古屋で本格的な稽古ができ
なかった貴景勝には、それ以前に十分な稽古
ができていたのか。不安材料しかみえてこな
い。一部のメディアには休場もあるのでは、
という見方がある。
こう見てくると出場しても貴景勝の苦戦は
まぬがれそうもない。白星は良薬というが、
貴景勝の場合簡単ではない。貴景勝は稽古
不十分のなかでの戦いが待ちうけている。
それでは貴景勝の対戦圏内の力士の対戦成績
をみていこう。
横綱・大関
鶴竜 1勝3敗
白鵬 1勝4敗
豪栄道3勝7敗
高安 3勝6敗
栃ノ心6勝2敗
栃ノ心以外には分が悪い。特に2横綱の1勝
は絶好調のときだけに、今場所は分が悪そう。
高安には数字以上に迫っているが、豪栄道
にはやはり分が悪い。貴景勝が序盤、中盤と
調子をあげていけば面白い対戦となるが、
悪戦苦闘では横綱・大関戦は期待できない。
関脇・小結
御嶽海4勝7敗
玉鷲 6勝4敗
阿炎 1勝
竜電 1勝
御嶽海にも分が悪い。5連敗中だったのを
先場所止めたが、負傷して休場することに
なった。七月場所もやりにくい相手である。
玉鷲には勝ち越しているが油断できない。
後退したり、揺さぶられたりするとピンチで
ある。阿炎、竜電には確実に勝っておきたい
ところである。
平幕上位
朝乃山2勝1敗
北勝富士6勝3敗
碧山 3勝1敗
遠藤 2勝1敗
正代 6勝2敗
大栄翔2勝1敗
平幕上位には勝ち越している。貴景勝として
は全勝でいきたいところである。ここで取り
こぼすようだと苦しい展開になる恐れがある。
稽古十分とはいえないなかで、貴景勝はどん
な相撲を見せられるのか。猛暑の名古屋で吉
とでるか凶とでるか、貴景勝の戦いが始ま
らんとしている。
絵の整理をしました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
マーク2カ所をクリックして支援して
ください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑