大相撲

■名古屋6日目 銭の取れる力士炎鵬

2019年7月12日

技の相撲というとかつては春日野部屋の伝統
であった。栃錦、栃ノ海、栃東と続いた。
技能賞の常連でもあった。時代は移り変わり、
現代は重量級大相撲全盛時代ある。パワー
相撲が目立ち、迫力がある反面、うっちゃり、
吊り出しはほとんど見られなくなった。また
ゲガをしたら長期化する恐れもでてきている。

そんななかで、技の相撲を展開するのが炎鵬
である。重量級大相撲では120キロでも小兵
になるが、炎鵬は99キロという小兵中の小兵
である。

大相撲で最も注目されるのは当然上位陣で
ある。ところが前半に炎鵬が土俵にあがると
観客は待ってましたとばかりに声援と拍手を
送る。最近あまり言われなくなってきた言葉
に「銭の取れる力士」がある。まさに炎鵬に
あてはまる言葉である。

今日の対戦相手は巨体の矢後である。過去
十両で1勝、幕内で1勝しているが、炎鵬に
とって楽に勝てる相手はいない。立ち合い
1度はあわず、2度目、炎鵬はもぐった。
だが、頭の位置が低すぎる体勢だった。相手
をおこせず、体重をかけられると苦しい。
勝負がながびけばなおさらである。

相撲には吸う息、吐く息、止める息がある。
技を仕掛けるのは相手が息を吐くときである。
炎鵬は低い体勢のまま、あざやかなかいな
捻りを決め、矢後の巨体を土俵にころがした。

炎鵬はこれで5勝1敗となった。先場所は
7勝2敗から6連敗しているだけに油断は
できない。7日目は輝戦である。炎鵬の戦い
は、まだこれからである。

【大相撲写真館】
181226赤ちゃん抱っこ 586
<勢ぞろい>

場所中は疲れます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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