先場所13日目、5分以上の物言いでもめた
栃ノ心対朝乃山戦が今場所5日目に実現した。
しかし、栃ノ心がここまでまるでいいところ
がなく、もろさばかりが目立つ相撲では勝負
は見えていた。そしてその通りの結果になっ
た。栃ノ心は目指す相撲がはっきりせず、
闘志もねばりもないまま、あっさり土俵を
割った。
横綱朝潮は強い朝潮と弱い朝潮が同居して
いる、といわれた。強いときはめっぽう強く、
負けるときはもろかった。栃ノ心はそれとも
違う。大関になったとたん別人になってしま
うのが、栃ノ心である。栃ノ心は今誰とやっ
ても勝てない状況である。休場するのは簡単
だが、心底やり直すだけの覚悟をもって取り
組まなければ、再起はありえない。
腰を痛めて不安があった鶴竜だが、予想を
上回る相撲を取っている。5日目は巨漢碧山
相手に一歩も下がることなく、突き合い。
上手を取るやすぐさま上手出し投げで放り
投げた。5日間危なげのない相撲が続いて
いる。
では、鶴竜はこのままいくかというと、楽観
はできない。鶴竜はこれまで、終盤敗退する
傾向がある。昨年の九月場所は10連勝5連敗
している。今年の三月場所は終盤2勝3敗、
五月場所も2勝3敗に終わっている。この
成績では優勝に届かないし、優勝争いも千秋
楽を待たずに脱落している。
鶴竜の優勝のカギは中盤の取りこぼしを極力
減らすことと、魔の終盤をのり切れるかに
<新弟子時代の宝富士>
夏はカレーです。
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よしなに
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