大相撲

■名古屋4日目 白鵬頼りの相撲界の未来に不安

2019年7月10日

高安は本調子ではない。朝乃山に勝つチャン
スがあるかもしれない、という思いは見事に
砕かれた。高安は思いきってあたって、四つ
になったが止まらず、朝乃山に上手を与えず、
下手出し投げでしとめた。朝乃山は豪栄道を
正面から圧倒したが、両横綱、大関高安と
いう初顔合わせは勝てずに終わった。

朝乃山はようやく上位に上がってきた力士で
ある。これが上位の壁というモノである。
朝乃山が連続優勝したら……という仮定の
話さえありえなかったわけである。

ただ、平幕優勝しながら横綱にまでなった
佐田の山は別格である。平幕優勝した翌場所、
佐田の山は初の上位で横綱朝潮・柏戸を倒し、
11勝4敗の好成績を残している。入幕後、
11場所かかって上位に上がってきた朝乃山を
未完の大器と呼ぶのは、時期尚早である。

白鵬が調子をあげてきた。2大関を正攻法で
撃破した竜電は明らかに力をつけてきている。
その竜電相手に相手得意の左四つにいき、
上手を取って休まずに出た。竜電はなにも
できず、土俵を割るしかなかった。磐石の
勝利だった。今後白鵬を倒すのは誰か。興味
はそこへ移りそうな流れである。

先場所は核となる力士がいなかった。乱戦、
混戦だった。鶴竜、栃ノ心はもろくも負けの
連鎖で自滅していった。白鵬が中心となって
場所が進まないと、土俵はしまらない。本来
なら休場がちの白鵬に変わる若い力が出て
くるのが理想だが、その気配はない。貴景勝
はゲガを治してやり直しである。よくも悪く
も白鵬依存である。この状態はいつまで続く
のか。相撲界の行く末が心配になる。

【大相撲写真館】

171001赤い羽 410

テレビを掃除しました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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