大相撲

■名古屋7日目 万全の右四つが少ない白鵬

2019年7月13日

近年関脇以下の優勝は5回誕生している。
栃ノ心
御嶽海
貴景勝
玉鷲
朝乃山
共通しているのは白鵬が休場中であることだ。
ただし、玉鷲は白鵬と対戦して勝っている。
白鵬が休場したのは14日目からである。鶴竜
は栃ノ心と朝乃山優勝のときはフル出場して
いるが、ともに14日目に優勝を決定されて
いる。横綱がいながら2度も、という感は
ぬぐえない。大関はいてもいなくても変わり
なかった。つまり問題外であった。

それからいくと今場所は関脇以下の優勝は、
なさそうである。しかし、白鵬は7戦全勝で
あるが、白鵬の右四つ万全の体勢の相撲は
少なくなっている。今日は押し相撲の大栄翔
戦だが、突き押しの応酬のなかからのはたき
を繰り返しての勝利だった。危なげはないが、
白鵬らしさは少しも見られない。

白鵬が晩年に入っているのは間違いない。
相手のパワーを毎回受けるのはしんどくなっ
てきているのかもしれない。5日目は遠藤に
うまくさばかれ、下がって土俵を回りこん
での勝利だった。万全の強みという相撲には
ほど遠かった。

だが、白鵬の勝ちにいく、勝ってやる、と
いう意気込みは伝わってくる。また、今の
相撲界では白鵬を脅かす存在は見あたらない。
大鵬のときは若い横綱北の富士、玉の海が
誕生していた。千代の富士のときは、将来の
大物貴花田が台頭してきていた。

白鵬はたんたんと優勝回数を積み重ねていく
しかないのか。本当に見たいのは時代を築い
た者と時代を築かんとする者が激突するエキ
サイティング大相撲である。

【大相撲写真館】

190520九日目幕内 005
<ラジオ解説>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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