大相撲

■名古屋8日目 先場所と真逆!上位の取組が減少

2019年7月14日

今日から豪栄道が休場した。栃ノ心もそう
だが、いかにも負けがこんだから休場した
印象が強い。NHKの解説者だった玉の海
梅吉さんなら「悪いところがあるなら、最初
から休場すべきである。負けこんでの休場は
いかにもみっともない」と戒めるところで
ある。この言葉は虫垂炎を注射で散らして
いた横綱玉の海に言ったものである。また、
魁傑は「休場は試合放棄」として休まなかっ
た。当時は負けが込むと休場するのがあたり
前だった風潮に、魁傑の言葉は新鮮に受け
とめられた。

豪栄道の休場によって横綱・大関リーグ戦は
わずか3番しかない。12日目まではおそらく
おこなわれないだろう。どこかで取組の谷間
の日が出るような気がする。先場所は朝乃山
をめぐる取組編成のまずさから豪栄道対高安
戦、豪栄道対栃ノ心戦、鶴竜対朝乃山戦、
高安対朝乃山戦が実現しなかった。数多くの
取組がなくなったが、今場所は真逆である。

3大関が不在のせいか、上位の取組がいさ
さか寂しく映る。鶴竜対大栄翔。大栄翔突い
て出るも、鶴竜さがることなく、落ち着いて
さばいて、はたき込んだ。

正代対白鵬。白鵬踏み込んで左差し、出るが、
正代土俵際ですくって白鵬およぎそうになる
も、もちこたえ、体が放れるもすぐさま左四
つになる。白鵬出るもその後はたき込みで
決めた。正代対白鵬戦は熱戦というより、
もつれて展開が変化した相撲であった。

舞の海氏は、白鵬が1敗したほうが、優勝
争いは面白くなるような趣旨の発言をして
いたが、解説者が言うべきことではないだ
ろう。

九日目、全勝鶴竜は2勝6敗の明生戦である。
しかも明生の敗戦に横綱・大関・関脇・小結
戦ははいっていない。豪栄道の不戦勝がある
だけである。祝日結びの一番は状況的には
盛り上がりに欠ける。頼りは明生の気迫・
闘志だけである。

【大相撲写真館】
110928琴奨菊大関 247
<佐渡ヶ嶽勢>

サンデースポーツのない日曜です。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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