大相撲

炎鵬は舞の海を越えられるか

2019年8月4日

五月場所、新入幕炎鵬は7勝2敗から6連敗
して負け越した。千秋楽は松鳳山と大熱戦を
展開したが、もう一歩及ばず、負け越して
しまった。歴史は繰り返すのか。七月場所の
炎鵬は7勝3敗から3連敗した。14日目に
負ければまたも7勝7敗となり、千秋楽は
予断を許さなかった。だが、14日目は白鵬に
「負けたら帰ってくるな」と励まされていた。
妙義龍は強敵だが、炎鵬は必死の相撲で勝利
した。この場所技能賞を受賞した。
190720十四日目幕内 456
<妙義龍に勝って勝ち越しを決めた炎鵬>

100キロ未満の技能派舞の海は、新入幕、
その翌場所とも8勝7敗で技能賞を獲得して
いる。ところが3場所目は4勝11敗と大敗
している。地位は前頭7枚目で大関以上との
対戦はない。舞の海の相撲は誰とやっても
紙一重なのでこうしたこともあり得た。

舞の海が初めて大関と対戦したのが、平成
5年七月場所であった。大関貴ノ花と対戦
している。もっともこれは二子山(元貴ノ花)
部屋の力士が上位に6人も進出していたと
いう特殊事情によるもので、横綱曙、大関
小錦との対戦はなかった。
190512初日幕内 001
<向こう正面の舞の海>

舞の海が大関以上と総当たりしたのは、入幕
18場所目であった。大関戦は1勝3敗であっ
たが、関脇・小結に4勝1敗で最終的には、
9勝6敗で勝ち越しているのだ。ここまでで
舞の海は5回技能賞を受賞している。この
成績によって翌場所は小結に昇進している。
これが最初で最後の小結だった。
190721千秋楽表彰 973
<七月場所三賞受賞力士。炎鵬は右>

炎鵬は舞の海を越えられるか。まず、いつ
横綱・大関と総当たりするか。それが舞の海
より早いか遅いか。同時に舞の海の技能賞
5回を越えられるか。さらに最高位小結を
超えられるか。今後の炎鵬はいやおうなしに
舞の海との比較ではかられていくことになる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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