大相撲

■秋3日目 高安・白鵬の休場がもたらしたモノ

2019年9月10日

鶴竜が立ち合いから果敢に碧山を攻め、機を
見てはたき込んだ。鶴竜の相撲は安定して
いる。ここまでは優勝を争える第一候補で
ある。それでは第二候補はというと、白鵬が
休場したため、該当する力士が見当たらない。
大関は期待できない。2ケタがあげられない
御嶽海は論外である。貴景勝は10勝を目指し
ているが、さらに上積み3つ以上は今の時点
では考えにくい。優勝争いは鶴竜だけで、
鶴竜がくずれると誰が優勝してもおかしく
ない状況に陥る。

3日目の栃ノ心は必死だった。北勝富士の
猛攻に耐えてしのいで、右四つに組みとめた。
あとは必死に西土俵に寄りたて、寄り倒した。
豪栄道は遠藤のうまさにやられ、初黒星と
なった。両大関ともカド番である。白鵬、
高安が休場したことによって、その分平幕戦
が2番増えることになった。これは両大関に
とってラッキーである。

ただ、白鵬、高安の休場によって、横綱・
大関リーグ戦は、3番しか行われないことに
なった。先場所の一番よりはましだけど、
五十歩百歩である。しかも今回は優勝をかけ
ての対戦になりそうもない。

貴景勝は力をつけてきた朝乃山相手に、立ち
合いのあたりからのはたき込みで決めた。
高安・白鵬の休場によって貴景勝の対戦相手
が変わることは既に触れた。ぎりぎりの大関
復帰は60%くらいにあがった。

結局、高安・白鵬の休場がもたらしたモノは
いずれもレベルダウンの結果につながって
いることになる。そのことが改めて明確に
なった。

【大相撲写真館】
190827力士会 578

暑さにスタミナを奪われました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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