9日目を終了して全勝鶴竜、1敗白鵬、優勝
は両横綱に絞られた。大関高安が2敗で続い
ているが、追いかける展開では少し苦しい。
平幕の2敗力士妙義龍、友風、照強はこの
ままいけるだけの力量はまだない。では鶴竜
と白鵬どっちが有利か。現時点では相撲内容、
安定性は鶴竜に分がある。
問題は、鶴竜と白鵬は千秋楽に対戦するが、
そのときどういうカタチになっているか。
それにかかってくる。1差あるいはそれ以上
の差なら成績上位がそのまま優勝しそうで
ある。鶴竜、白鵬が相星で激突した場合は
どうか。一番勝負の強さなら白鵬が有利と
みた。
先場所優勝した朝乃山は勝ち越せるのか。
朝乃山は横綱・大関戦を2勝3敗、関脇・
小結戦を1勝2敗、平幕に1勝である。関脇・
小結戦を2勝2敗で切り抜ければ、平幕を
4勝2敗でいければ勝ち越せる計算になる。
8勝7敗と7勝8敗はわずかの差である。
13日目以降になるまでもつれこむかもしれ
ない。勝ち越しの可能性は五分である。
炎鵬は勝ち越せるか。先場所は7勝までいき
ながら6連敗して負け越した。同じ徹は踏み
たくない。現時点では6勝3敗であるが、
誰と対戦してもやってみなくてはわからない。
対戦成績が有利でも過去のデータさえ絶対
ではない。勝ち越せたとしても8勝くらいに
なる可能性がある。炎鵬の活躍が場所を盛り
上げるので奮闘を期待したい。
涼しい七月場所だが、残り6日間はもっと