大相撲

豊昇龍の躓き

2019年8月12日

七月場所、幕下2枚目の豊昇龍は3勝2敗
までいきながら、残り2番を連敗して負け
越した。わずか1勝の違いが明暗を分けた。
豊昇龍の負け越しは入門以来初めてであった。
豊昇龍は序ノ口以来ここまで8場所連続勝ち
越しできていた。
190717十一日目幕下以下 1313
<豊昇龍>

幕下の力士は体も技術もある程度できあがっ
ている。ここをすべて勝ち越しでかけあがっ
ていくのは容易ではない。七月場所の豊昇龍
は突き押し相撲に苦戦していた。後退すると
なすすべがなかった。これでは負け越しも
やむを得なかった。
190717十一日目幕下以下 1337
<七月場所 野上に敗退した豊昇龍>

おじの朝青龍は幕下3場所目で、3勝4敗の
成績で負け越している。ただし、朝青龍は
幕下以下を9場所で突破して十両入りを果た
している。豊昇龍はおじには及ばなかった。
朝青龍と豊昇龍の成績は以下である。7-0
は優勝である。

   朝青龍 豊昇龍
序ノ口6-1 6-1
序二段7-0 7-0
三段目7-0 6-1
幕下 6-1 4-3
   6-1 6-1
   3-4 5-2
   5-2 4-3
   6-1 4-3
   7-0  3-4

序ノ口以降十両入り直前まで9場所、朝青龍
は53勝10敗と○43と抜群の成績を残している。
豊昇龍は45勝18敗で差がある。現役幕内では
付け出しを別にすると、北勝冨士が7場所、
嘉風・正代・友風が8場所、栃煌山・宝冨士・
貴景勝が9場所かかって十両入りを果たして
いる。ちなみに七月場所で十両入りした琴ノ
若は21場所かかっている。
090125千秋楽幕内 172
<朝青龍>

豊昇龍はあせることはない。じっくり時間を
かけて稽古し、突き押し相撲対策をはかれば
いい。大鵬は柏戸の前褌を取っての出足に
苦戦していた。これを克服したとき、柏戸を
苦手としなくなった。困難は力士を成長させ
る。豊昇龍は明日のホープに間違いはないの
だから、負け越しを飛躍のバネとしていた
だきたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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